はじめに
複数のバンドが混在するBanG Dream!プロジェクト。
派生プロジェクトも含めると実に多くのバンドや曲数があるわけですが、実は本家大本のコンテンツ初期にキャラソンが存在したことはご存知でしょうか?
発売も2017年ですから、ちょうどアニメ1期が放送された頃です。
ご縁あって所属しているセッションバンドでこの楽曲をコピーすることになりましたので、奏法解説記事として取り上げたいと思います(^^)
Tab譜(準備中)
PiascoreというサイトにてTab譜の委託販売も行っております。
奏法のポイント
※チューニングはレギュラーです
※耳コピにて音取りしています
BPM194の刻み (0:25〜、他)
昨今のアニソンもそうですが、特にバンドリ系楽曲では避けて通れないのがこれ。
ギターフレーズそのものはシンプルで難しくないのですが、テンポがとにかく速い。
これはPoppin'PartyやRoseliaの初期楽曲からも見られる傾向でしたので、当ブログの過去記事でも奏法解説ポイントとして何度も言及しています。
テンポの速い8分音符のダウンピッキングブリッジミュートは、慣れないうちはオルタネイトピッキング等で簡略化せざるを得ないとは思いますが、聴感上の差はかなり大きいので毎日根気よく鍛錬する等、最終的にはダウンピッキングで弾ききれるように頑張りましょう(^^)
オクターヴ奏法 (0:11〜、他)
こちらも昨今のアニソン始めバンドリ楽曲での常套テクニック。
上述した刻みの項目でLOUDERの過去記事を参照された方は、そちらにもオクターヴ奏法の解説があったのを目にしたハズです。
そのくらい、ポイントの奏法が重複しているのですね^^;
ピッキングの角度 (中〜上級者向け)
「正しい奏法かどうか」というより、「どんなサウンド(音色or出音)を求めるか」という観点から述べますと、筆者progreはオクターヴ奏法時は逆アングルピッキングを意識して弾いています。
主にコードカッティング時に使用することの多いピッキング手法ですが、実際にカッティングやブラッシングが絡んでくることも多いです。
逆アングルピッキングは他のピッキングに比べると、出音が打楽器のそれに近くなるように感じます。
この楽曲の様にスピーディーでリズミカルな楽曲にはよく合うのではないかと思いますので、もしオクターヴ奏法の出音がモッサリしていると悩んでいるのであれば、是非試してみてください(^^)
ちなみに、上述した「刻み(ブリッジミュートの速いダウンピッキング)」については極力、平行アングルを意識することで、出音の太さを出すことを狙っています。
この辺のピッキングアングルについても過去記事で言及しておりますので、ご興味ある方はどうぞ。
1番と2番のAメロの違い (0:24〜 / 1:41〜)
奏法のポイントというより、楽曲のポイントという感じでしょうか。
1番はすぐに刻みから段々と曲を盛り上げるようになっているのに対して、2番では1度盛り上がって来ている流れをキメやアルペジオを駆使して一旦落ち着かせる意図があります。
ここはバンド全体で合わせるところでもあるので、わかり易い変化ですね。
その後の2番Aメロ後半は、スタートのブレイクを除けば一見同じ刻みに聴こえるかもしれませんが、実はブリッジミュートを掛けるタイミングが変わっていたりするので、その辺の微妙なノリの変化も再現してみると面白いですよ(^^)
最後に
かなり久しぶりにバンドリコンテンツの初期曲をコピーしました。
リアルバンドが演奏することを前提とした楽曲は、当時の演奏キャストの技術レベルに合わせて編曲されており、この頃はとても簡単です。
同時に、バンドリコンテンツ初期当時独特のエネルギーやワクワク感みたいなものを思い出させてくれました。
バンドリコンテンツ初期曲は多くのアニソンを弾くのに有用な教材なので、ギターにまだ慣れていない初心者ギタリストさんにもこの記事が参考になったら嬉しいです(^^)
これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!
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