はじめに
この記事を書いている前年、2021年8月にリクエストを受けて演奏動画&奏法解説記事を投稿した、「ここから先は歌にならない」。
この楽曲が入っているミニアルバム「Live Beyond!!」には全5曲収録されており、アニメタイアップも「ここから先は歌にならない」を含めて2曲収録されております。
今回弾いたのはアニメ「進化の実〜知らないうちに勝ち組人生」のタイアップとしてエンディングに起用された楽曲。
アニメの人気具合についてはあまり詳しくありませんが、YouTubeやTwitterなどで見る限り、我々アマチュアの演奏者の中ではこのミニアルバムの収録楽曲の中でも1・2を争う人気があったのがこの「Moonlight Walk」だったように感じました。
ご縁あって所属しているセッションバンドでこの楽曲をコピーすることになりましたので、奏法解説記事として取り上げたいと思います(^^)
Tab譜
PiascoreというサイトにてTab譜の委託販売も行っております。
奏法のポイント
- ハードロックなメインリフ
- キメの違い
- ギターソロ
※チューニングはレギュラーです
※耳コピにて音取りしています
ハードロックなメインリフ
Poppin'Party (以下、ポピパ) の楽曲と言えば、明るく元気が出るポップな楽曲が多い印象を筆者は持っています。
ダブルレインボウやキズナミュージック辺りはもしかすると哀愁(最近で言うところのエモ?)系と捉えられなくもないですが、(例えば同コンテンツで言うところの)RoseliaやRAISE A SUILENの楽曲に比べると、明るい曲が多いように感じます。
作編曲はエレガの日高勇輝さん
この楽曲がいつものポピパ楽曲と少し印象が違う理由としては、作編曲者がElements Garden (以下、エレガ) の日高さんであることが挙げられるかと思います。
「Time Lapse」の様に、ギターのリフで押していくポピパ楽曲は今までもありましたが、同じハードロック調でもまた違った空気をポピパ楽曲に呼び込んでくれたのではないでしょうか。
筆者progreはこの手のロック調の楽曲の方がギタリストとして馴染みがあるので、弾いていて楽しかったです(^^)
休符の弾き方
この手のリフを弾く時に、休符でピッキングを止めるのではなく、常にストロークしながらブラッシングやカッティングで休符を弾くというのが有効なのではないかと思います。
言葉で説明するとわかり辛いので、私の作成したTAB譜面でイントロ最初の8小節をご説明します。
※こちらのバンドスコアは先に述べた委託販売先で購入が可能です
さて、表記の通り8分音符ベースで表拍が休符の時にピッキングストロークをし続け、ブラッシングで休符を弾くという手法を行うことで、よりロック調なギターリフのニュアンスが出せるのではないかと筆者は思っています。
ご本家のLive映像も公式から配信されておりますので、確認してみてください(^^)
キメの違い
標題がざっくりとし過ぎですが^^;
この部分、バンドアンサンブルではかなり重要ではないかと思います。
具体的には、
Aメロに入る前
こちらがイントロから1番のAメロに入る部分。
8分音符ベースで裏拍のキメになっています。
次が2番のAメロに入る部分。
高音弦をかき鳴らすキメになっていますね。
Aメロの前半と後半の繋ぎ
Aメロの入り部分だけではなく、Aメロの前半と後半を繋ぐ部分にもキメの違いがあります。
まずは1番のAメロ。
ここはベースがオブリガードを弾いて、他のパートはしっかり音を止めるキメです。
ここで間違って音を出してしまうと、ベーシストのフレーズが台無しになってしまいますよね^^;
次に2番のAメロの繋ぎ部分を見てみましょう。
イントロから1番のAメロに入るタイプと似ていますね。
8分音符ベースで裏拍のキメになります。
1番と2番で違う部分だけで計4パターンと、しっかり弾き込んで覚えておかないと混乱してしまいますが、バンドアンサンブルでもしっかり打ち合わせてリハーサルに臨むと良いでしょう(^^)
ギターソロ (2:47〜)
タッピングから入るインパクト大なギターソロですね。
タッピングは押して1音、離して1音を心掛けて弾くようにしましょう。
後半は(原曲では)オクターヴ奏法を使ったメロディラインです。
私の演奏動画ではアレンジして派手なフレーズを弾いていますが、この楽曲はコード進行もわかり易いので、アドリブで弾いてみるのも面白いかもしれません。
但し、ギターソロの後はすぐにBメロのパターンで歌も入りますので、バンドアンサンブル全体がきちんと流れに添い易い様に、展開を考えたギターソロにしましょう。
最後に
TAB譜の委託販売も始めましたので、今回はスコアでの図解も入れてかなり細かく解説してみましたが、如何だったでしょうか?
筆者progreがこの楽曲でギターをコピーする際に意識したこと、あるいはバンドやセッション形式で合わせる際に注意すべきであろうと感じたことを詰め込みました。
これからこの楽曲をコピーするギタリスト、或いは既に弾けるギタリストさんの確認のお役に立ったら幸いです(^^)
これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!
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