週末のバンドマン

楽曲の考察から奏法解説、使用機材やらを記録していきます。主にギター。アニソン系メタル系多め。

BanG Dream! Official Band Score Roselia (Vol.2) 掲載楽曲を全て演奏動画&奏法解説記事にしました!

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※公式より引用

www.rittor-music.co.jp

 

はじめに

当ブログでかなりの曲数を取り上げさせてもらっている、BanG Dream!プロジェクトのRoselia楽曲。

2019年にはオフィシャルバンドスコアVol.1掲載楽曲を丸々一冊演奏動画&奏法解説記事にするという自主企画を行いました。

Vol.1に続きまして、Vol.2に掲載されている全楽曲も演奏動画 & 奏法解説記事にしましたので、今回もインデックス記事がてらまとめようと思います(^^)

 

 

参考バンドスコア

参考音源

2020年5月末時点でこのバンドスコアを網羅したアルバム音源は残念ながら存在しません。

各個別記事にそれぞれ参考音源のリンクを貼っておきましたので、そちらをご参照下さい。

 

音作りについて

ギター

ご本人使用モデルは、ESP社のM-Ⅱ ROSELIA SAYO

※廉価版のBanG Dream!モデル(5〜6万円)もあります

2019年の武道館ライヴからだったでしょうか。

ピックアップがEMGのアクティヴ系から、Seymour Duncanのパッシヴ系に変更されたモデルも発売されています。

いずれのモデルも、同じESP社のM-Ⅱシリーズがベースになっています。

M-Ⅱ CTMが近いスペックでしょうか

残念ながら当方、ご本人使用モデルもMⅡシリーズも所有しておりません(-_-;)

使用ギターはStrandberg社のBoden Original 6

アニメバンドリ2期で朝日六花(LOCK)が使っていたモデルですね。

共通しているのはHH(=ハムバッカーピックアップ×2)仕様と、ノントレモロ(fixed bridge)であることくらいです(^^;

※最近は、トレモロアーム付きのSAYOⅡFRも発売されています

 

アンプ

演奏動画にも映っていますが、近年はKemperを使用しています。

Diezel社のVH-4をプロファイリングしており、その中で最も歪みやすい4chをプロファイリングしたRigを使っています。

この時期のご本人仕様モデルは同じDiezel社のHagenと言われていますね。

ほとんどはこのプロファイリングを行った後に収録しておりますので、過去に収録したRとBRAVE JEWELを除き、このRigになります。

 

エフェクター

主にはKemper側だったり、Garageband(DAW)側で掛けてしまいますので、ここは本人仕様には拘っておりません^^;

細かいところで実用性を重視して使用したエフェクターについては、記事内に記載しておりますのでご参照下さい(^^) 

Roselia楽曲でも比較的使用頻度の高いエフェクターの紹介記事です

 

撮影環境

常に改善を図るようにはしていますが、機材そのものは概ね変わっていません。

 

録音

Strandberg → Kemper → iRig Pro → iPad mini 4 (garageband for iOS)

 

録画

Xperia 1 (1980 × 1080p 60fps フルHD録画)

 

実は割と最近まで4K動画で録画していたのですが…

たしかに映像そのものは4Kの方が綺麗なのは間違いないのですけれども、Xpria XZにせよ最近機種変したXperia 1にせよ、4K動画はフレームレートが30fpsで統一されております。

演奏動画の都合上、30fpsでは素早い動きに弱く、多少画質を落としてもフレームレートを優先して撮影しています。

 

動画編集

投稿動画数で言えば、未だにiMovie for iMacをメインに使用しています。 

ただ、今回のVol.2楽曲のfull版ではいずれも、Final Cut Pro Xのフリートライアル版を活用しました。

※以前に収録したR、BRAVE JEWEL、FIRE BIRDは除く

 

期間は90日。

今回は都合1ヶ月程度で一気に終わらせた為、この記事を書いている時点でまだ試用期間中ですが、使い勝手の良さから製品版を購入することになりそうです(^^)

 

バンドスコア掲載楽曲の記事一覧

前置きが少々長くなりました。

今回の主である、奏法解説記事一覧です。

どうぞ気になる楽曲へ(^^)

 

最後に

ある特定のバンドのバンドスコアを丸々二冊、全曲コピーする機会は筆者progreも初めての試みでした。

 

二次元コンテンツであると同時に、三次元のリアルバンドも存在するBanG Dream!プロジェクト。

特に今回取り上げているRoseliaというバンドで実際にライヴで演奏される声優さん達のほとんどは、ほぼ素人同然のスタートだったと聞いています。

 

Vol.1の初期の楽曲から、

Vol.2の最初の方に収録されている2年前(2020年から観た2018年)の楽曲、

FIRE BIRDとRinging Bloomが発売された2019年と、

楽曲に求められる技術レベルがどんどん上がっていくのがわかりました。

 

2020年には2ndアルバムも発売になり、既にこのバンドスコアより先の楽曲もいくつか発表されています。

演奏技術も一段と高次元にある楽曲もあります(笑)

今回自主企画を完遂した為、Roselia楽曲を取り上げる頻度は流石に落ちてしまうでしょうが、筆者progre自身は引き続きBanG Dreamプロジェクト…ひいてはRoselia楽曲を追っていくつもりです。

 

私の演奏動画や奏法解説が、これからこの楽曲をコピーしようとするギタリストさん達の勉強用に、あるいは確認用にと、何かしらの参考になったら嬉しいです(^^)

 

今後とも当ブログ「週末のバンドマン」をどうぞよろしくお願い致します。

 

 

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夢がここからはじまるよ (虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会) ギター弾いてみた

※公式より引用

www.lovelive-anime.jp

 

はじめに

ラブライブ!シリーズはゲームアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」 (以下、スクフェス)をきっかけに初代であるμ’sの頃どっぷりとハマっていた筆者ですが、同シリーズとは少々異色の位置づけでありながらも、スクフェス勢には懐かしいキャラクターもいる虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
 
当ブログでも過去に奏法解説として取り上げたことがあります。

この度ご縁あって、この楽曲の他にもセッションで演奏させて頂く機会がありましたので、演奏動画と奏法解説記事に起こしたいと思います(^^)

 

 

Tab譜

PiascoreというサイトにてTab譜の委託販売も行っております。

store.piascore.com

※TAB譜については目下作成中では御座いますが、ラブライブ!コンテンツは権利関係が少しだけ複雑な為、必ずしも委託販売がお約束出来ないことをご了承ください。

 

奏法のポイント

  1. 1番Aメロのアコースティックギター
  2. 1番と2番の繋ぎのリード
  3. ギターソロ

※チューニングはレギュラーです

耳コピにて音取りしています

youtu.be

 

1番Aメロのアコースティックギター

アニソンをやっていると割と高確率で出くわすのがアコースティックギターのパート。

エレキギターがメインの楽曲で、普段エレキギターを弾いているギタリストさんにとっては悩ましい問題です^^;

 

エレアコ(ピックアップ搭載のアコギ等)に持ち替える

もっとも(?)な解決方法がこちら。

メインはエレキをストラップで肩から吊り下げて弾きながらも、一時的にマイクスタンド等に固定されたアコースティックギターを弾くという手法です。

 

昔(主に20世紀)はアーティストの演奏をTV番組で見る機会も多かったので稀に見かけましたが、昨今はほぼみませんね^^;

アコースティックシミュレーターを使う

ある意味、最も現実的な手段かもしれません。

昔からあるエフェクターは勿論のこと、昨今のマルチエフェクター(プロセッサー)にもかなり高品質なアコースティックシミュレーターが搭載されています。

ピエゾピックアップ搭載のエレキギターを使う

筆者progreは好きなバンドのギタリストの影響か、永年この手法を使って来たのですが、セッション等の現場ではかなり珍しいようです^^;

ピックアップと言ってもエレキギターの場合、マグネティックピックアップ(一般的に我々がピックアップと読んでいるもの)がついている場所があり、そこには何もありません。

ピエゾピックアップは主にブリッジの弦と接する部分に仕込まれています。

詳しい仕組みはわかりませんが、磁界と弦振動で電磁誘導を起こすマグネティックピックアップに対し、ピエゾピックアップは弦振動をピエゾ素子と呼ばれるものが直接電気信号に変換するようです。


www.youtube.com

この動画で弾いているギターは12弦ギターですが、アコースティックギターとしてのボディの深みはあまり感じられない代わりに、バンドサウンドの中でもシャリッと抜けてくるサウンドが特徴です。

一般的にエレキギターのマグネティックピックアップでアンプを通して聴けるクリーントーンよりも、弦を弾いているシャリシャリ感が強いのではないでしょうか。

筆者はこのDream Theaterというバンドが学生時代大好きで、アーティストモデルも所有しております。

上の演奏動画はそれを使ってDream Theaterのある楽曲を演奏動画・奏法解説にしたものです。

冒頭の数分で聴けるサウンドが正にピエゾピックアップの音色です。

こちらの楽曲の冒頭でも弾いています。

こちらはピエゾピックアップにアコギ用のプリアンプを使ってよりアコギっぽい音を狙って作っています。

こちらは演奏動画用のプラグイン

Dream Theaterの音色としては勿論のこと、結構使用用途は広く使えるプラグインになっています。

neuraldsp.com

youtu.be

今回の演奏動画でもこの手法で録音しています。

 

PCを持ち込まないセッションの現場ではエフェクタータイプのプリアンプを持参しています。

こちらで紹介しているZoom AC-2はXLR端子で直接PA卓に繋ぐことが出来るので、セッションやライヴハウス現場でもDI BOXの影響を受けることがないのが利点です(^^)

1番と2番の繋ぎのリード

壮大なサビの後であまり目立たない感じではありますが、よく聴くと聴こえてくるちょっとしたリードセクションです。

ブリッジミュートを絡めてリズミカルに弾く3小節と、一気に高音弦側に移動してメロディアスに弾く1小節が交互に2回ずつやってきます。

この対比を意識して弾くと、メロディアスな部分だけ一瞬際立たせることが出来るかと思います。

 

ギターソロ

2番の後にCメロで盛り上がりをつけてくれた後に来るギターソロ。

この手のとてもお膳立てされた構成でギターソロを弾くのは大変緊張しますが、直後のサビに繋げられるよう、また、Voが感情を込めて歌える後押しが出来るようにしっかりとキメたいところです。

 

感情の込め方

リードギターに於ける感情の込め方は当ブログでも多く語ってきました。

哀愁漂うメロディを聞き手にしっかり届ける為にも、ただミスなく弾くことに必死になるのではなく、しっかり自分が発している音をコントロールして自分が望むニュアンスを表現したいと筆者progreは常々考えています(^^)

 

最後に

今回はあまり奏法技術で語ることもなかったので、機材や音作りに関する部分を厚めに書いたつもりです。

 

エレキギターだけではないかもしれませんが、楽器というものはその演奏で如何様にも聞き手に色んな印象を与えることが出来ますし、楽器そのものやその周辺機材を熟考することでもまた聞き手に色んな印象を与えることが出来ます。

前者は楽器沼、後者は機材沼なんて言ったりもしますが、言葉の通りどちらも奥深い世界ですよね。

 

これからこの楽曲をコピーするギタリスト、或いは既に弾けるギタリストさんの確認のお役に立ったら幸いです(^^)

 

 

 

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