はじめに
BanG Dream!プロジェクトの魅力の1つにキャラクター演者によるリアルライヴというものがありますが、それともまた違ったBanG Dream! FILM LIVE。
2021年8月〜劇場公開されたのは2ndでありますが、2019年に公開された1stにも筆者progreは鑑賞しに行きました。
1stは当時その少し前に放映されていたアニメ2期を基に作ったアニメーションライヴの側面が強かったのを覚えています。
劇場版「BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage」
それはそれで面白かった一方で、今回の2ndはそのアニメーションライヴの要素に、リアルライヴの要素を逆輸入(…と言う表現が正しいのかはわかりませんが、)するという、とても実験的で挑戦的は内容だったなと感じました。
- ライヴスタート時はPA側が音量調整を行いながらベストを探る過程
- リアルライヴでのキャストの癖をキャラに逆輸入
- リアルライヴでキャストが弾いたフレーズをキャラに逆輸入
ざっくり上げてもこれだけ出てきます。
そんな印象的なフィルムライヴですが、アンコールもあります。
毎週違う楽曲で3パターン。
アンコールで出てくるバンドの組み合わせが異なるという、面白い試みです。
今回はこの3曲の中からの1曲、RAISE A SUILEN(以下、RAS)とハロー、ハッピーワールド!(以下、ハロハピ)という最も雰囲気が対極とも言える組み合わせで演奏された楽曲を取り上げたいと思います。
劇場版「BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage」Special Songs収録
この楽曲は2021年8月25日発売の劇場版「BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage」Special Songsに収録されています。
耳コピしたTab譜を販売中です
この演奏動画を投稿した時点では公式のバンドスコアは発売されておりません。
筆者progreが耳コピで音取りした演奏となります。
今回耳コピで音取りしたものはTab譜に起こし、Piascoreというサイトで販売しております。
奏法のポイント
- 7弦ギター?
- AメロBメロの繋ぎ目に一瞬聴こえるハーモニクス
- ギターソロ
※チューニングは7弦レギュラー・6弦ドロップDです
7弦ギター?
原曲に於いてエレキギターはステレオ左右に振ってある2本+ギターソロのハモりも合わせて計3本が最低収録されていると思われますが、その内の一本を7弦ギターで弾きました。
RASとハロハピのギタリスト
ご存知の通り、この楽曲はRASとハロハピのコラボ楽曲。
設定ではそのギタリストはRASの朝日六花、ハロハピの瀬田薫。
RASには過去にも7弦ギターを使う楽曲があったことをご存知の方も多いでしょう。
私も演奏動画として取り上げたことがあります(^^)
ハロハピにも7弦ギターを使用する楽曲があった?
しかし今回、筆者progreとしては
- ステレオ左側をハロハピの薫パートと想定した7弦レギュラーチューニング
- ステレオ右側をRASの朝日六花パートと想定した6弦ドロップD
としてコピーしました。
ハロハピの楽曲はバンド名の通り、明るくハッピーな雰囲気が特徴ですが、実は7弦ギターを必要とする程ヘヴィなギターが入っている楽曲もあります。
筆者自身はこの楽曲を弾いたことはありませんが、過去にRASがBanG Dream!リアルライヴに於けるバックバンドとしての側面が強かったTHE THIRD(仮)〜RAS初期のライヴで何度か演奏している機会がありましたが、やはり7弦ギター&5弦ベースでの演奏でした。
…と言う理屈で、ハロハピの瀬田薫が7弦ギターを使っていても決して不思議ではないという前提の基に弾いております(笑)
AメロBメロの繋ぎ目に一瞬聴こえるハーモニクス (0:41 / 1:17 / 2:56)
AメロとBメロの繋ぎ目のセクション。
私は勝手にブリッジセクションと呼んでいますが、ここは正に7弦ギターのヘヴィリフが生きるところ。
この楽曲が好きな方はこのセクションが好きだという方も多いでしょう。
この印象的なヘヴィリフの他にも注目すべきポイントがあります。
それが最後に一瞬出てくるハーモニクスです。
正直、これでけテンポの速い楽曲でこれだけ一瞬のうちにこれだけの音数のハーモニクスをキレイに詰め込むというのは非常に難しいです。
私自身もきちんと音が出ているとは言えません^^;
しかしながら、RASとハロハピという異色の雰囲気が楽曲の中でまるで交互に来るような目まぐるしく変化するセクションの良い繋ぎになっているのは間違いありません。
ギターソロ (2:14〜)
ギターソロは短くシンプルながら、両バンドの特徴がしっかり感じられるものになっています。
メジャーコードを多用した前半
明るい印象の前半はハロハピの瀬田薫が弾いているという設定でしょう。
ポイントはスタートのヴォリューム奏法。
ピッキング時のヴォリュームをゼロにしておき、ピッキング後に徐々にヴォリュームを上げていくことで、ピッキング時のアタック音がないので、ヴァイオリン奏法とも呼ばれます。
ヘヴィリフに高速トレモロピッキングを乗せる後半
後半は打って変わってRASらしいヘヴィさを感じます。
HR/HM(ハードロック/ヘヴィメタル)によく見られるフレーズであることも考えると、RASの朝日六花が弾いているという設定でしょう。
音の動きはゆっくりですが、16分音符のフルピッキングをキレイに入れていくにはそれなりの基礎力が試されます。
自身が無ければ、色んな教則やネット記事にも載っている基礎的な運指練習を徹底して行うことで、基礎力を向上させておきましょう(^^)
最後に
今回取り上げた楽曲が収録されているアルバム3曲はどれも良い曲ばかりでしたが、最も意外性とジャンルの振れ幅があると思ったこの楽曲にしました。
実際に弾いているとコロコロと曲調が変わり、弾くフレーズも当然それに合わせて変えていく必要があるのは難しくもあり、面白かったです(^^)
これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!
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