週末のバンドマン

楽曲の考察から奏法解説、使用機材やらを記録していきます。主にギター。アニソン系メタル系多め。

【機材導入初見】.strandberg* boden original 6

はじめに

以前の記事で、好きなギタリストや、最近注目しているアーティストも使っていたことから、strandbergと言うメーカーが気になっていると言うことを記事にしました。

プロフィールアイコンの変化に気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、先月末にstrandbergの実機を導入しました。

先日に陰陽座コピーバンドのライヴもあり、

自宅→リハ(スタジオ)→ライヴ(ライヴハウス)

と実際に使う機会もありましまので、まだ機材レビューとまではいかないまでも、使ってみた初見を記録したいと思います。

 

これから同じく導入を検討されているギタリストの参考になれば幸いです(^^)

 

 

boden original 6を購入→経緯

実際に購入したのは、boden originalシリーズの6弦アーム無しの青です。

6弦か8弦か

実は直前まで、新たなメインギアとして6弦を購入するか、新天地として8弦に挑戦するか、迷っていました。

※strandbergと言えば7弦を検討されているギタリストも多いと思いますが、私はMusicmanのJP-7に満足しているので、今回は選択肢から除外しました。

8弦ギターの検討

何故、弾けもしない8弦ギターを検討していたのか?

私の好きなギタリスト、Tosin Abasi (animals as leaders) が8弦ギターをメインに使っているからですね。

※彼は.strandberg*のエンドーサーではなく、自身のメーカーからモデルを発売しています。

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この動画ではスラップや指弾き、面白いコードワークしか観られませんが、これだけでもとんでもない実力者であることがわかります。

他にもタッピングやスウィープ等、基本的にテクニカルと呼ばれる技術を全て使いこなして楽曲に昇華してくる大変ハイレベルなギタリストです。

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ベースの技術

8弦ギターを導入する多くの場合、ヘヴィリフを弾く為の重低音目当てかもしれませんが、私はベースでタッピングやスラップをしている様な雰囲気のフレーズの方に8弦ギターの魅力を感じました。

※8弦のレギュラーチューニングはF♯=ベースの4弦2Fに相当

一方で、両手タッピング等はそれ相応に経験を積んできたものの、スラップに関してはほとんど弾いてこなかったので、基本的なサムとプルを単発で行える程度(それも怪しい)です^^;

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スラップをもっと覚えたい

ギタリストでスラップをする方は今は珍しくなく、本家ベーシストのとんでもなく高次元なスラップ技術も多く見受けられます。

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※この動画の特に4分台に注目!

学生時代にサークルの友人に連れ添って見に行く機会があったS.M.V.ライヴで、当時(今でも)ベースに対して無知であった私に衝撃を与えてくれたベーシストの一人、Victor Wooten。※3人共、理解の範疇を超えていました^^;

彼はサムを往復で2音+人差し指と中指でのプル=4音

という4連ロータリー奏法なる超絶技巧を使いこなす人物です。

※これだけが凄いわけではないですが^^;

これをね、やってみたい(笑)

・・・というわけで、現在自分が保有している6弦ベースで目下練習中です。

6弦ベースは一般的な4弦ベースより弦間が狭く、いざ8弦ギターに持ち替えても違和感が少ないのではないか?というなかなかに無知で曖昧な予測のもと、(たまに)鍛錬中です。

8弦ギターに挑戦するのはもう数年先になりそうです^^;

 

J StandardかOriginalか

だいぶベースの話に流れてしまいましたが、ギターの話に戻ります。

J StandardとOriginalの違いは先のstrandberg記事を参照頂くとして、私がOriginalを選んだ理由は値段指板の仕様でした。

ローステッドメイプル

値段は後付としても、指板の仕様がローステッドメイプルなのはJシリーズには無いものです。

※ネック材のロースト感はJシリーズの方が素晴らしいですが^^;

今回、strandbergを検討するに当たってローステッドメイプルというマテリアルを試したいという要素が自分の中で非常に大きかったのも事実です。

狙い通りの音

まだ初見ですが、ほぼ狙い通りの「メイプル程明るすぎなく、適度に抜けて粘る音」が出ている様に感じます。

※音に関しては記事後半に動画を貼っておきます

ネックや指板材にはそれ程派手な杢目のメイプルは使われていないと思いますが、ローストすることで杢目が少し浮き出てくる感じもカッコイイです(^^)

 

トレモロアームの有無

実は最初、6弦のトレモロアーム付を検討していました。

私の演奏する楽曲では必須ではないにせよ、無いと困る楽曲が今までいくつかあったからです。

フル・フローティングは久々だった

忘れていたのですが、6弦ギターでフロイドローズの様なフル・フローティング(アームアップ・ダウン両方出来る)ギターは久しぶりでした。

勿論、アーミングした時のチューニングの狂いはほとんどありません。

ヘッド側で弦をロックするというStrandbergの合理的な仕様ですから、流石の作りの良さです。

ただ、ドロップDチューニングにすると、全ての弦のチューニングが狂います。

→当たり前ですね(笑)

ここ数年はシンクロナイズド(フェンダー)系のトレモロしか使っていなかった為か、アームアップと等価交換である点を忘れていました(^^;

全弦ダウンチューニングはエフェクターでやってしまうので問題ないですが、ドロップDだけはそうはいかない・・・しかも割と頻繁に使うので、今回は久々にフィックスドブリッジを選択しました。

 

塗装

先のstrandbergの記事にも書きましたが、私の最近の好みはあまりコテコテの塗装ではなく、サラサラ感のあるナチュラルフィニッシュが好みです。

絶対要件ではありませんでしたが、今回選択したOriginalシリーズは、Jシリーズに比べるとナチュラルフィニッシュに近いと感じています(^^)

 

基本、ナチュラルで探していました。

結果的にはアウトレットになっていた個体が青だったのと、最近よくBang Dream!の楽曲を取り扱うことが多いこと、RAISE A SUILENの小原莉子さんが使用しているギターとちょうど同じだったので、即決しました(笑)

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音の第一印象

先にも書きましたが、ステンレスフレットローステッドメイプルネック+指板チェンバードされたアッシュのスリムなローミッドに加えて、このモデルの特徴でもあるSuhrピックアップのおかげで音抜けは抜群に良いです。

Line録音時と、キャビネットから出た音をスマホカメラで録音した音を挙げておきますね(^^)

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※どちらもプリアンプはKemperで、この動画ではHughes & Kettner社のTRIAMP MKⅡの3chBをプロファイリングした音を使用しています。

どうでしょう?

この楽曲のリードにおけるこのギターのミドルの抜けの良さは、抜群に合っているのではないかと個人的には感じています(^^)

 

よく(弾きにくい?)言われる懸念点

EndurNeck

strandbergの特許技術でもあります。

一般的なかまぼこ型のネックではなく、台形型。

ローフレットでも弦間がほとんど狭くならないギターというのは初めてでした。

ローフレット側に厚みがあり、ハイフレットになると薄くなる様に感じます。

おそらく、台形の上辺がローフレット側は上に、ハイフレットになるに従って下に移行していく仕様の為でしょう。

ローフレットでしっかり握り込んで、ハイフレットは逆に摘みこむ様なスタイルであれば抜群に弾きやすいです。

私は逆にこのネックで親指の位置を矯正してもらった感じです(笑)

余談ですが、この特殊なネックは、6弦よりも7弦や8弦により効果を発揮すると思います。

他のメーカーの多弦と比較すると、ローポジション→ハイポジションへの移行のスムーズさには感動するものがありました。

ファンフレット

斜めにフレットが打たれていると弾きにくいかというと、特にそういうことは私はありませんでした。

6弦の場合は12フレット迄はほぼ通常のギターと変わりませんので、通常のコードが押さえにくいということもないでしょう。

むしろマルチスケールによって今まで張っていた0.95〜44という弦のゲージを、10〜46に一段上げることが出来て、テンション感により満足感が出ています(^^)

ボディ形状

合理的とは言え、変な形と言えなくもない(笑)

でも、やっぱり弾きやすいですね。

動画ではアングルの関係で一般的なスタイルですが、クラシック(左足にギターを乗せる)スタイルでも全く違和感がなく、普段はそちらで弾いた方が疲れにくいです。

但し、立って弾く際にストラップを長めに構えるギタリストには向いてないと思います^^;

ある程度ぴったり構える方が良い感じに見えるので、私のスタイルに合っていて満足しています(^^)

 

ちょっとだけ不満点(贅沢な悩み)

ミドルが出過ぎる・・・

そう。このモデル、もの凄くミドルが出ます。

いつも(他のギターで)はBassを絞るのですが、このギターに限ってはほぼ絞らず替わりに同じくらいミドルを絞ってこのミドルの抜けです^^;

フュージョンインストとかやったら最高に気持ちの良い音ですね。

このギターの仕様から、かなり本家のSuhrに近いところもありますし、メインリードの音としては申し分ない音色と言えます。

しかしながら、そこそこ歪ませた音色でパワーコードミュートをすると、ローとは違うミドルの少し下の帯域が強く出て来る為、Bassをいくら絞っても音全体が膨らんで聴こえてしますんですね。

TRIAMPやマーシャルの様な、EL34(パワー管)系のレンジを絞った音には相性が良いですが、Mesaやフェンダーの様な6L6系の広いレンジが出る音にはちょっと相性が悪い様に感じました^^;

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※どちらもプリアンプはKemperで、Mesa Boogie社のRoad King ⅡのCh3 Modernモードをプロファイリングした音を使用しています。

まぁ・・・良い音だとは思いますが、好みの問題でもありますね^^;

検討中の対策案

今はミドルを絞るという対策を講じていますが、早々にピックアップをLaceに交換することも検討しています。

これはJシリーズや、生産終了したOSシリーズ等に標準搭載されているピックアップですね。

正式なレビューを記事にする際は、何かしらの結論が出ていると思います。

 

最後に

いかがだったでしょうか?

総合的には大変優れたギターであり、そのハイエンドなマテリアルや構造にはとても満足しております。

これから音をより自分好みに追い込んでいく作業も、ギターの楽しみですね(^^)