はじめに
暑い夏が終わり、ちょっと涼しくなった夜空を見上げる…
この時季になると聴きたくなる、そんな曲です。
演奏解説の前に(一部原作のネタバレ注意)
この楽曲はラブライブ!アニメ2期の最初の新曲とされる位置付け。
劇中では合宿中に作られた楽曲とされていますね(^^)
その後のサンシャイン!!でも千歌ちゃんがスクールアイドルに憧れるきっかけになったり、梨子ちゃんが自身のピアノに対するコンプレックスと向き合う際の楽曲になったりと、ラブライブ!において何かとキー曲だったりします。
我が家ではdアニメストアを使っています。
月額400円+税って安くないですか?
奏法のポイント
- イントロのツインリード
- Aメロ後半のリフ
- 間奏のツインリード
※チューニングはレギュラーです。
イントロのツインリード
そこそこ速いフレーズなので、別の動画を用意しました。
入りの難しさ
フレーズが若干速弾きチックなのもそうですが、何よりSEっぽいイントロからの入りのタイミングが難しいです^^;
ドラムのフィルを合図に2拍裏から入るだけなのですが、これがなかなか決まらない。
バンドで合わせる時は、ドラムの方で分かり易いカウント→フィルという風にしてあげる必要があるかもしれませんね。
ニュアンスの難しさ
速弾きチック+ツインリードという、ギタリストが好きそうな・・・派手な面に目が行きがちですが、実はこのフレーズの重要な点は、スライドやピッキングの有無(ハンマリングやプリング)、ベンド(チョーキング)にあります。
スコア等で運指だけ追えても、雰囲気のない(ちょっと下手な)感じに聴こえます^^;
原曲音源をよく聴いて、しっかりニュアンスも意識して弾いてみましょう。
Aメロ後半のリフ (0:44〜 / 2:14〜)
※何やらことりちゃん(ミナリンスキー)らしき人物が見えますが、それはカスタムキャストというアプリがあまりに面白いので、遊びで動画に組み込んだものです(笑)
こちらについては機会があれば別の記事で解説したいと思います。
主にシンプルな左チャンネル(画面上)に対して、右チャンネル(画面下)のフレーズの重ね方に特徴があります。
1番では左右で違うリズムのリフを刻むことで、独特のニュアンスがある1つのフレーズに聴こえると思います。
2番は基本同じリズムを刻むことで、ちょこちょこ挟むオブリガードをより印象付ける効果を発揮しています。
ツインギター編成のバンドであれば再現したいところですし、一人で弾く場合もこのニュアンスを把握した上でのフレージングを心掛けないとちょっと寂しい感じになってしまうでしょう。
間奏のツインリード
イントロ同様、別の動画を用意しました。
入りの難しさ
イントロと同じですね(笑)
イントロよりは簡単ですが、パワーコードバッキングから、いきなり速いハンマリングに入ります。
しっかり頭を切り替えて弾きましょう。
ニュアンスの難しさ
またまた同じです(苦笑)
かなり大きいポジション移動があったり、単なる音の上げ下げに素早くスライドを組み込んだり、タメ気味のチョーキングがあったりと、短いフレーズの中に弾き手の技術力が詰まっています。
イントロ同様、運指だけ追えても雰囲気のない、のっぺりしたギターになってしまいますから、原曲音源をよく聴いてニュアンスも意識して弾きましょう。
更にツインリードで合わせるわけですから、相手のギタリストとスライドやチョーキングを仕掛ける位置、タメの具合等をしっかり話し合っておいた方が良いです。
最後に
いかがだったでしょうか?
メタルの様な速弾きで目立つというよりは、ギターメインのインスト(歌のない楽曲)で使う様な細かいニュアンスを作り出す技術が要求されるギターですね。
ギターインストの楽曲を演奏したことがないギタリストでも、この楽曲のニュアンスを出せる程度になれば、十分表情あるギターが弾けているハズです。
派手な速弾きだけでなく、しつこいくらい耳に残るフレーズが弾けるギタリストというのも重要なスキルであり、個性がよく出る部分でもあります。
私自身にも言えることですが、ギタリストとしてしっかり極めていきたい分野ですね(^^)
これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!
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参考音源