前回から続きます
エレキギターについての考え方を整理してみようというのが今回の試み。
あくまで筆者progreの音楽的志向に基づいたものではありますが、普段からツラツラとギターについて考えていること…
そこで調べた知識や実践した経験が、この記事をお読み頂いたあなたの参考になれば嬉しいです(^^)
前回までの記事はこちら
前編より
ピックアップ後編と題しまして、前編では自分が使ってきたピックアップの中でも、Dimarzio社とSurh社のピックアップの組み合わせをご紹介しました。
計4種類のピックアップをご紹介したわけですが、この他にも使ってみたピックアップがありますので、ご紹介します。
(続き)実際に使用してきたピックアップをご紹介
この記事は筆者progreにとって理想のエレキギターを探究するという謳い文句ですので、実際に自分で使ってきたピックアップをご紹介したいと思います。
Dimarzio DP53 Fred
BacchusのImperialシリーズを購入した後にブリッジ用として交換したピックアップ。
このギターの簡単なスペックは、
ギターの機材紹介ではないので、最低限音の特徴を想像出来る程度のスペック紹介に留めています。
参考動画
Hey-day狂想曲 (Afterglow) fullでギター弾いてみた【BanG Dream!】
夏色えがおで 1,2,Jump! (μ’s) fullでギター弾いてみた【ラブライブ!】
所見
同社のPAF系代表にPAF Proというモデルがあります。
PAF系に代表されるヴィンテージピックアップは歪ませると音が太くなる分、高音域帯が削がれていきます。
Fredは歪ませた際の中低域の膨らみを抑えることで、音をブライトに保つことを狙っています。
かつてはJoe Satrianiが使用していることで有名なピックアップでしたね。
ヴィンテージハイゲインな感じと言えば良いのでしょうか。
個人的にはこのギターを含め、TUBEの春畑氏の音色を意識してのピックアップ交換でした。
Kingdom of the Heavens(春畑道哉)
— progre@演奏動画&ブログ【週末のバンドマン】 (@progre_k) 2019年12月29日
僭越ながら応募させて頂きました!
完コピを意識しつつも、要所要所に自分の《好き》を詰め込んでいます(^^)
最終決戦イベント:参加#春畑道哉 #Kingdomギター選手権 @HaruhataMichiya @young_guitar pic.twitter.com/rDb4PfCVXZ
音は聴いて頂いての通り、狙い通りです(^^)
※ギターのブリッジ幅が広い場合はFスペースを選択して下さい
Lace Alumitone (for Strandberg)
以前にいくつかの記事にも書きましたが、Strandberg Boden Original 6のデフォルトで搭載されていたSuhrのSSV&SSH+の組み合わせからの交換。
Strandbergのロゴが入っているのは市販されておらず、筆者progreはオークションで仕入れました。
市販品では通常のAlumitoneと、Death Buckerと呼ばれるよりハイゲインなタイプの2種類から選択が可能です。
参考動画
LOUDER (Roselia) fullでギター弾いてみた【BanG Dream!】
【ヴァンガードED】Takin' my Heart (RAISE A SUILEN) ギターfullで弾いてみた【BanG Dream!】
【BanG Dream!】CiRCLING (Poppin'Party) fullでギター弾いてみた
所見
詳しくは上に貼った過去記事をご参照下さい。
ヴィンテージ感は皆無ですが、その解像度の高さとローノイズ、フルレンジ感は抜群です。
加えて、上の動画では
- ドロップD
- ドロップC
- ノーマル
とそれぞれ違うチューニングの楽曲を挙げましたが、ダウンチューニング特有の余計な低音の膨らみが少ない(ほとんどない?)のも特徴と言えるでしょう。
アクティブピックアップではよくあるハイゲインタイプの特徴ですが、パッシブでこの音質を実現しているピックアップをこれ以外に私は知りません。
Tom Holmes
2019年夏頃にテレキャスターが欲しくなって中古品市場で一目惚れで買ったCombat社のギターに搭載されていました。
ヴィンテージに疎い筆者progreですが、その音があまりに良かったので購入後に調べてその素晴らしさに気付くという始末^^;
参考動画
Singing! (放課後ティータイム) fullでギター弾いてみた【映画けいおん! ED】
これ、自宅用の15wマーシャルをマイク録りしただけの音なんですよ…
まるでリハスタのマーシャルで弾いた音みたいに聴こえるのは私だけでしょうか…そのくらい素晴らしい^^;
所見
Tom Holmesには当然ながら数種類のモデルがあります。
購入時に楽器屋さんが抵抗値からこのモデルではないか?と推測してくれたのですが…当時無知な私はすぐに忘れてしまったので、どのモデルなのかわかりません(-_-;)
フロントとリヤで違う抵抗値と話していたと思うので、
- フロント:H450 (H453?)
- リヤ:H455 (H453?)
あたりでしょうか。
ともかくも、その音色はヴィンテージPAF系と呼ぶにふさわしい音色と言われています。
個人的にヴィンテージってただ古き良き音なのかな、と思っていたフシがありますが、このピックアップに出会って考え方が変わりました。
エレキギターは電子楽器ですが、(少なくとも本体は)デジタル機器ではなく、アナログ機器です。
また、一般的に音が良いとされている真空管を使ったアンプ等もアナログ機器に相当します。
近年のモダンハイゲイン等、かなり整った音色を出すタイプの機材はアナログ機器でもまた少し扱いが異なりますが、従来のマーシャルJCMシリーズ等に代表される良く言えばロックな、悪く言えば音の調子が良くブレる粗い機材は正にアナログ機器の境地。
ヴィンテージ系はこの手の機材との相性が抜群に良いです。
エレキギターや真空管アンプ等、正に電子機器として不完全な部分が多いからこそその良さが現れるという、矛盾しているがたしかに存在している境地がここにあります。
さて、散々褒めちぎったこのTom Holmes。
純正の本国製は既に製造終了しております。
許可を取って製造している日本製のコピーモデルはありますが、オリジナルに拘って中古市場を探し回るととんでもない値段がついていることもありますので、しっかり時間を掛けてお調べ頂くことをオススメします^^;
※大体1個体で3万〜5万円くらい(-_-;)
いつか使ってみたいシリーズ
ここから先は所有したことはないが、試奏したり調べたりしていて使ってみたいと思わせるピックアップを簡単に紹介します。
Fishman Fluence Modern Humbucker
コイルが無い(コイルレス)ピックアップとして話題になりました。
Tosdin Abasiという8弦ギタリストが使用していたことをきっかけに知り、最近はBanG Dream!のJ6 RAS LOCKにも搭載されたことでより認知度があがっているかと思います。
※RAS LOCKは楽器屋で試奏したこともあります(^^)
Animals As Leaders "CAFO" official music video
【公式】RAISE A SUILEN「EXPOSE ‘Burn out!!!’」ライブFull映像【Poppin'Party×SILENT SIREN 「NO GIRL NO CRY」DAY2】
欠点はアクティブ回路の為に電池が必要とのことですが、それさえ何とかすればかなり音色の幅は広いです。
よくあるアクティブピックアップらしからぬパッシブライクな音色を出せるモードもあり、アクティブ回路による信号のローインピーダンス化も期待出来ます(^^)
Seymour Duncan SH-2 & SH(TB)-4
これ又はSH-1&SH(TB)-4のした組み合わせは、ピックアップ交換の王道。
ピックアップを語る際に避けては通れない基準と言われています。
…が、筆者progreはこの組み合わせを所有したことがありません^^;
友人からちょこっと借りて弾かせてもらったギターや、試奏したギターの中にはこの組み合わせであったものもあります。
普通に良い音がします(笑)
でも、だからこそ縁が無かったのかもしれません。
※ブリッジ幅が広いタイプがTB〜となります
続きます
ピックアップ選びも1つの機材沼ですよね^^;
実は文字数の都合でここに挙げられなかった、試してみたい組み合わせもいっぱいあります。
※シングルコイルもあります
それ程に質量差が無くても音色ががらりと変わる数少ないパーツがこのピックアップ。
自分の理想のギターを追求するには避けて通れませんが、しっかり知識と経験を蓄えて理想の音作りにつなげたいですね(^^)
これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!
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