はじめに
今回は2019年末に自分に起こった稀有な出来事を書きます。
タイトルの通り、筆者progreが人生で最初に購入したエレキギターが手元に戻ってきたというお話です。
最初に買ったエレキギター
筆者progreが15歳で買ったエレキギター。
中学生で初めてバンドを組んだときはボーカルでしたが、演奏陣をみて自分もギターを弾いてみたくなったので、そのバンドのメンバーに借りたフォークギターを教えてもらいながら弾いたりはしていました。
当時からXやSEX MACHINEGUNS、BON JOVI等の激しめのロックをやっていたので、歪んだ音で派手なギターソロを弾くというエレキギターへの興味が強くなるのは必然でした。
※コピーしていたと言っても、とても歌いきれるものではありませんでしたけどね^^;
御茶ノ水へ足を運ぶ
そんなこんなで当時はネット通販…そもそもインターネットもまだまだ普及していなかった時代。
当時の自宅の最寄り駅から二駅くらいでそれなりの楽器屋には行けましたが、本格的に選ぶなら楽器屋が多く集まる御茶ノ水だろうということで、行ってきました。
最初買うつもりだったHorizonモデル
予算は5万円前後だったかと思います。
初めて買うので中古という考えはありませんでした。
この価格帯だとフェンダージャパン等の王手エントリーモデルが選択肢に入りますが、当時聴いていた上述のアーティスト達の多くがESP。
他にはXのHIDEやラルクのKenモデルがあったFerrnandesも気にしていた記憶があります。
カタログは近くの楽器屋で先駆けて入手して、かなり読み込んでいた中で気になっていたのがHorizonシリーズ。
特に(ベニヤ板ですが)トップにキルトメイプルを施したHorizonの赤が気になっていたのを覚えています。
…で、一緒に行った友人(冒頭の大学の友人とは別)はFloyd搭載の黒のHorizonを買ったのですが、私が探していたこのモデルは当時のBig Bossにも無かったんですよね^^;
余談ですが、その友人も初めてのエレキギターを買ったわけですが、彼は私にTUBEの春畑氏という素晴らしいギタリストと音楽を教えてくれた友人でもあります。
父親がTUBE好きだったらしいですね。
こうやって今でも影響を受けたと言えるギタリストを知るきっかけが、案外古いところにあることにまた人生というものを感じます。
Grass Roots G-AS-65SM
さて友人は目的のギターをみつけ、自分はどうしようか…後日出直すか別の場所に移るか迷っていました。
Big BossはESP系列の直営店のようなもの。
当然、アーティストモデルも幅広く店頭に置いてあるわけです。
そこでみつけてしまったんですよね。
画像はESPのものですが、ヘッドロゴ以外の見た目はほぼ同じ。
勿論スペックや作りの精度は比べ物になりませんし、見た目の色艶も段違いではありましたが^^;
今ならHorizonモデルとはあまりにかけ離れたタイプのギターであり、迷った挙句の別の選択肢になろうハズもありませんが、当時は本当に初心者の初心者。
見た目が気に入ればそれで良かったのです(笑)
何故Horizonの色違いを選ばなかったのか、HorizonではなくForestやMシリーズもあっただろう、スーパーストラトなら他メーカーにもある…そういうことではないんですよね。
そんなこんなでこのギターを購入。
Marshall G15R CD
この記事のメインからは少々脱線しますが、アンプも同じ御茶ノ水にある別の楽器屋で、同日に購入しました。
今でもたまにつかっています。
Singing! (放課後ティータイム) fullでギター弾いてみた【映画けいおん! ED】
大学時代に友人へ譲渡
中学終わり〜高校時代はずっとこれがメインギターでした。
大学に入ってすぐも20歳くらいまでSEX MACHINEGUNSのコピバンもやっていたので、使っていましたね。
段々とギターの様々なことがわかるようになっていき、変形ギター特有の立って弾く際のバランスの悪さなんかが気になり出すようになって、段々と弾かなくなってしまいましたが^^;
そんな時に大学時代の友人に機会あって低価格で譲渡したと記憶してます。
2019年末に訳あって手元に戻る
さて、かれこれ十数年手元から離れていたこのギター。
その友人が引っ越しをきっかけに不要なので取りに来てくれないかというので、なんの因果か回収してきました(笑)
流石に経年劣化が…
流石に自宅練習用として保管されていただけのギター。
まともに手入れはされていなかったようで、ぱっと見はなかなかに酷い状態でした^^;
多分コレ、ホコリというよりカビですよね(-_-;)
ジャックやジョイントビス、トレモロブリッジ関係はちょいと使う気にはならないくらいの経年劣化具合…
ピックアップや配線周りの汚れ具合から、サーキット類もダメでしょう…
※フロントピックアップのあれは…汚れなのか?(-_-;)
意外に良いなと改めて見直したところも…
写真からわかるように、この時代(20世紀末)の廉価版といえば韓国製でした。
今ほど中国や東南アジア諸国は発展しておらず、まだ後進国とか発展途上国とか呼ばれていた時代です。
韓国という国の政治や外交面での行動には全面的に賛同しかねますが、その技術力はまた別。
当時から日本はじめ西洋諸国の企業が多く進出して技術的に優れていく変化は、21世紀初頭の同国を見れば明らかです。
正にその発端をこのギターから観ることが出来ました。
柾目ネック?
これは韓国の木材ではないかもしれませんが…
少なくとも加工という意味では良い部分を使っていると思われます。
木の目がネックと同じ方向に入っており、とても頑丈そうです(^^)
実際、弦は劣化してボロボロでしたが、全てのフレットで音が出たことを考えると、十数年無調整だったにも関わらずネックの反り具合はそれほどでもなかったのかな?とも思われます。
丁寧な電導塗装
その後このギターを解体した際にわかったことですが、伝導塗料はかなり丁寧に塗られているように観えます。
※一流の方がみたらどう思うかはわかりませんが^^;
配線は写真にあるハンダをみると、ちょっとイマイチなのかな?とも思いますが、おそらく自分でやってみても似たり寄ったりでしょう(笑)
ギターを解体しました…
あまりの汚れ具合が心苦しく、このギターを解体しました。
- ネックとボディ
- バックパネル全て
- Floydタイプのトレモロ
- スプリングやハンガー
- トグルスイッチやVolノブ、ポット等
- アウトプットジャック等
まだハンダを使っていないのですが、今後ピックアップと配線類も外すことになると思います。
その後の掃除でボディのカビや汚れなんかは綺麗になりましたが、如何せん解体したバラバラの状態を写真に撮る勇気はまだなく…
今後はギターの組み込みも出来るようになりたいと以前の記事でも書きましたので、徐々にその工程も撮影してアップしていきたいとは思っています。
続きます
さて、ここまではこのギターの購入時〜手元を離れ戻ってくるまで。
この先どうしようかとまだ組み直しには入っていない段階ですが、なんとなく考えていることを次回の記事に書いていきたいと思います(^^)
これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!
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