週末のバンドマン

楽曲の考察から奏法解説、使用機材やらを記録していきます。主にギター。アニソン系メタル系多め。

CATASTROPHE BANQUET (レイヤ×紗夜×沙綾×ミッシェル×瑠唯) ギター弾いてみた

※公式より引用

bang-dream.com

 

はじめに

 

Tab譜

PiascoreというサイトにてTab譜の委託販売も行っております。

store.piascore.com

 

奏法のポイント

  1. 北欧メタルを彷彿とさせるリズム
  2. リードより一癖あるバッキング
  3. ギターソロ

※チューニングはドロップDです

耳コピにて音取りしています


www.youtube.com

 

北欧メタルを彷彿とさせるリズム

この楽曲が書き下ろされるきっかけとなったのは「第4回ガールズバンド総選挙」と呼ばれる企画でした。

bang-dream.bushimo.jp

普段は別々のバンドとして交わることがない各メンバーをシャッフルした組み合わせでバンドを編成し、各コラボバンドにテーマを持たせ、得票数が最も多いバンドに楽曲が書き下ろされるというものでした。

 

因みに筆者progreは「メタル系アイドルバンド」に投票しましたが、この企画で優勝したこの「ラスボステーマバンド」も十分にヘヴィ・メタルを感じさせてくれる楽曲になっています(^^)

 

北欧メタル

Morfonicaのヴァイオリン担当の八潮瑠唯、かの名曲Avant-garde HISTORYを生み出したRoseliaの氷川紗夜、(キャラクターというよりその中の人が)圧倒的に重く強いバスドラムを踏む山吹沙綾がいるというイメージもあってか、この様な北欧メタル風の楽曲になったようです。

アニソンからバンドリ楽曲に入ったギタリストさんにはあまり馴染みの無いジャンルかもしれません。

筆者progreは学生時代からこの手の北欧メタルは大好きで、北欧メタルの代表と言っても良いレベルのバンドの一つであるChildren of Bodomの楽曲も演奏動画として弾いたこともあります。

 

8分3連符

4拍子の8分3連符と捉えるか、8分の6拍子(≒3拍子)と捉えるかはリズム解釈の問題として、この3拍1組のリズムは慣れていないと体感的に速く感じ、いざ弾いてみると焦ってリズムが走ってしまうという厄介なものかもしれません。

筆者も決して完璧ではありませんが、まずはこのワルツ的なリズムに慣れる為、この楽曲や他にも同じ様なリズムで進む楽曲を聴く様にしましょう。

 

リズムという意味ではイントロとアウトロがこの楽曲より圧倒的に複雑ですが、それ以外の基本リズムが同じ3拍1組という意味では、RoseliaのAvant-garde HISTORYはオススメ出来ます。

 

リズムの頭のピッキングが…

3拍1組のリズムの難しさとしてオルタネイトピッキングをしていると毎回リズムの頭がダウン↔アップと交互に入れ替わることでしょう。

毎回拍の頭がダウンだと体に染み付いていると、リズムが走る原因になります。

ピッキングを入れるのも慣れる迄は違和感があるかもしれません。

 

リズムの頭がダウン↔アップと毎回交互に入れ替わる感覚を、テンポが速くても自然に弾ける迄体に覚えさせましょう。

 

リードより一癖あるバッキング

ここからはよりギターの音が良くわかる様に、クリックとギター演奏音源のみの演奏動画で解説していきます。

 

筆者個人の感想ですが、この楽曲ではリードよりバッキングに難しさを感じました。

 

イントロ後半の部分 (0:11〜0:24)

8分3連符のリズムに敢えて不安定な音程を与える為のベンド、パーカッシヴに聴かせる適度な休符、速弾きとは言わないまでも、サラッと自然に音を動かしてくる駆け上がりフレーズ。

どれもそれなりに練習してきたギタリストでないと簡単には弾けないのではないでしょうか^^;

 

この楽曲のレコーディングをされたギタリストさんはRAISE A SUILENのレコーディングでもお馴染みの川淵龍成さん。

コラボバンドとしての設定がRoseliaの氷川紗夜だからといって、普段のRoselia楽曲クラスの難易度と思って挑戦すると苦労します^^;

 

サビのフレーズ (1:06〜 1:32)

サビのバッキングにも驚きました。

特に後半の駆け上がり(+ハモり)フレーズは、速弾きという程速くないにせよ、普段真面目に運指練習をしていないとなかなか指がついていかない運指になっているのではないでしょうか。

 

コレ、バンドでツインリードギターでバッチリ決まったら最高に気持ち良いと思います(^^)

 

ギターソロ (3:08〜)

冒頭にベンド(チョーキング)をしながら下降したり、スケールを言ったり来たりするフレーズがあったりと、流麗で美しいメロディを奏でるギターソロです。

それぞれ難しいと言えば難しいですが、前述したこの楽曲のバッキングを弾けるギタリストであれば難なくクリア出来るでしょう。

 

最後のハモりが一定度数ではなく、一人のギタリストがハーモナイザーで再現出来ないのがなかなかにニクい。

この楽曲はやはりツインリード編成で臨みたいですね(^^)

 

 

最後に

リアルバンド(キャスト)の演奏を前提とした楽曲に対して、得てして難しくなりがちなコラボバンドですが、この楽曲も案の定でした。

それだけにコピーのしがいがある楽曲です。

 

これからこの楽曲をコピーするギタリスト、或いは既に弾けるギタリストさんの確認のお役に立ったら幸いです(^^)

 

 

 

これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!

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