はじめに
せっかくなので、使用機材をご紹介したいと思います。
機材紹介と言ってもレビューが目的ではなく、その機材の使用用途や導入意図を中心に解説していきます。
過去にレビュー記事にした機材もありますので、詳しく知りたい方はそちらへ飛んでみて下さい(^^)
セットリスト
- 啾啾
- 徨
- 鬼拵ノ唄
- 鬼子母神
- 径
- 鬼哭
※チューニングは全弦1音下げ
組曲「鬼子母神」からのみ選曲
過去記事にチラッと書きましたが、このコピバンが、組曲「鬼子母神」収録楽曲のみのセトリで組んだライヴをやると言うことを今年の目標としており、無事に実現しました。
使用機材
Strandberg Boden Original 6
当ブログ読者の皆様に於かれましては、毎度毎度の機材紹介と言いながら代わり映えしなくて申し訳ありません^^;
それだけ幅広いジャンルに適しており、信頼しているメインギターということでもあります。
弦のゲージを変えてます
普段は全弦1音下げでも、通常と同じ10〜46のレギュラーゲージを張っています。
今回は別バンドの都合でこのギターをドロップC(全弦1音下げ+6弦のみ2音下げ)にする必要があった為、10〜52のゲージに張り替えています。
以前の記事でも言及しましたが、Laceピックアップの効果もあってダウンチューニングには抜群に相性が良いギターとなっています。
今後レギュラーチューニングやハーフダウンくらいのチューニングでのメインギターは流動的になるにせよ、ダウンチューニング時のギターは当分このBodenの出番になりそうです(^^)
この記事を書いている最中に見つけてしまいました…
この記事執筆中に見つけてしまったのですが、私が使っているSITの1046のゲージにはコーティング弦やステンレス弦等の選択肢があったのですね…知りませんでした^^;
※1052のゲージにはまだラインナップに無いようです
Strandberg Boden Originalはステンレスフレットですし、ステンレス弦やコーティング弦も今度試してみることにしましょう(^^)
Kemper
演奏動画でも活躍してくれる、切り札とも言える機材です。
歌モノ中心のアニソンバンドやセッションでは現地のアンプをうまく活かす方法を探りながら機材を選択することもありますが、陰陽座の様な最もギター音色に拘る必要があるメタルバンドではまずこの機材を使います。
Profiling Amp
Kemper最大のウリであるプロファイリング。
Mesa BoogieのRoad King Ⅱと言うアンプをレンタルして来て、自分でプロファイリングしたリグ(=プリセット)を使用しています。
※他にもプロファイリングしたリグがあります(^^)
Line OutでPA宅へ
この手のハイエンドモデリング系の機材では、Line Outから直接PA卓へ送るのが良いと考えています。
※KemperではMain Outに相当
アンプをマイキングしないことで、自分の返しの音がクリアなのが最大のメリット。
これは、自分が聴く為に返す音ではなく、他のメンバーへの返し、及び外のお客様側が聴くメインスピーカーから出る音のことを指しています。
アンプをマイキングすると、どうしても他の楽器の音も入ってしまいますからね(^^;
加えて、一般的な中小型のライヴハウスでロック系をやると、音量が大き過ぎてまともにギターの音を返せる程マイキングが出来ないと言うこともよくある話です。
JCをモニター用に
KemperにはメインのLine Outの他に、モニター用のアウトプットも別に用意されています。
これが便利で、通常のLine Outにはプリ→パワー→キャビ→マイキングまでの音が一つのリグを構成しているのですが、このモニターアウトは設定でキャビネットから先の部分をキャンセルして使用することが出来ます。
つまり、
プリ→パワー→キャビ→マイキング→キャビ(JC)
という重複を避け、
プリ→パワー→キャビ(JC)
とすることで、音をよりクリアにすることが出来ます。
自分のモニター用とは言え、出来るだけ狙った音で聴きたいですもんね(^^)
Boss FS-7
KemperにはMidiペダル以外にデフォルトで2つのコントロール系統を接続することが出来ます。
このFS-7をTRSケーブルで繋げば、1本でリグの変更(up↔down)が可能です。
今回のギターの音色はバッキングとリードの2種類しかありませんでしたので、足元の音色コントロールはこれ1台のみでした(笑)
One Control BJF Buffer Split
今回は特に足元に用意するエフェクターも無く、ギターから直接Kemperに繋いでも良かったのですが、何があるかわからないライヴ本番に於いて念の為、ギターシグナルを安定させる為に繋ぎました。
※実は3mシールドしか持ってなかったので、2本繋ぎたかったからってのは内緒ですw
SHURE BETA57A
コーラスマイクとして使用しています。
元はKemperのプロファイフィング時に使用するマイクとして購入しましたが、ボーカルマイクとしても使っている方は多いです。
一般的なボーカルマイクの多くは単一指向性(カーディオイド)というタイプが多いのですが、こちらは超単一指向性(スーパーカーディオイド)といって更に音を拾う部分が絞られているタイプになります。
声の乗せ方には少々コツがいりますが、外部ノイズをより拾いにくいので、
良い(音を良く拾う)コンデンサーマイクを買ったのだけど、バンドの音まで拾ってしまってノイズだらけになってしまう…
なんてお悩みのロックバンドのボーカルさんがいらっしゃいましたら、コンデンサーかダイナミックかを悩むよりもまず、指向性に注目してみても良いかもしれませんね。
最後に
これで年内のライヴの予定は全てこなせました。
実はこの日は前日まで急遽法事で秋田県に行かなければならず、ライヴ当日の午前中まであちらにいて、午前のフライトでお昼過ぎに羽田空港着、現地に直行という強行スケジュールでした^^;
※羽田空港に機材や衣装類全て詰め込んだ自家用車を駐車しておきました
ライヴ後は倒れそうなくらいの疲労感ではありましたが、不思議と本番中はしっかり集中出来ていました。
筆者progreは陰陽座のコアなファンと言える程ではないですが、学生時代から何かとコピーバンドをやることが多かった、何かと縁のあるバンド。
ギターのプレイスタイルに染み込むくらいに馴染んでいるのかもしれませんね。
自分の大好きなメタルがいつでもバンドで出来る環境というのは本当に幸せです。
来年どうなるかはまだ決まっていませんが、ライヴがあった際にはまたこの様な記事を書けたらと思っています。
これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!
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