はじめに
Roselia楽曲を時系列で進めると、この楽曲は5曲目。
今までの奏法ほぼ全てを使った集大成の様な楽曲となります。
色々な意味で、Roselia楽曲の奏法の基礎を確認するには良い楽曲でしたので、今回もポイントとなる部分を抜粋して解説したいと思います(^^)
オフィシャルバンドスコア
こちらは今回の参考バンドスコアになりますが、Vol,2が発売になる前にVol,1掲載楽曲全てを演奏動画 & 奏法解説記事にしようと企画してます(^^;
※残念ながらこの記事を執筆の時点で既にフラゲ(その後正式に発売開始)してしまいました(-_-;)
あれ?10/24発売って聞いてたけど…超フラゲ(?)で届きました。
— progre (@progre_k) October 20, 2019
Vol1の方は全曲撮影は終わったけど、編集とブログが間に合わなかったなぁ(-_-;) pic.twitter.com/H7LqBkZw85
追記:完了しました!
この楽曲はRoselia楽曲の中でも比較的難易度の低い部類に入ると思います。
従って、この記事は初心者ギタリストさんが読むことを想定して書いています。
ある程度弾けるギタリストさん達にとっても、確認や復習になるでしょう(^^)
エレガの上松氏が作曲
時系列で言えば1stシングルのBLACK SHOUTもそうですが、この楽曲の作曲もElements Garden(以下、エレガ)主宰(?)である上松氏が担当されています。
Roselia楽曲の作編曲のほとんどは、エレガの藤永氏が担当されているので、毛色の違いが感じられます。
感じ方や表現は人それぞれでしょうが、
Roseliaにおける藤永氏の作曲がヴィジュアル(以下、V)系に近い雰囲気の楽曲なのであれば、
上松氏作曲の楽曲は歌謡曲+HR/HM(Hard Rock / Heavy Metalの略)に寄った雰囲気…
と言った感じでしょうか。
作詞は(ほとんどが)織田あすかさんが担当されておりますが、
藤永氏作編曲の楽曲では、弱さの中に見出だす光明…と言う繊細さを感じることが多く、
上松氏作曲の楽曲では、壁にぶつかっても力付くで乗り越えるようなパワーを感じます。
この辺の、製作サイドに寄る楽曲の変化も感じながら演奏するのも、なかなか楽しいですよ(^^)
奏法のポイント
※チューニングはドロップD(=6弦のみ1音下げ) です
※ギターのチューニングについてや基本的な構え方、ブリッジミュート&ピッキング等のより基礎的な部分については、こちらの記事をどうぞ
熱色スターマイン (Roselia) fullでギター弾いてみた【BanG Dream!】
※一部引用元:ガルパ公式より
音のメリハリ
この楽曲ではそれほど難しいコードポジションだったり、速弾きのリードギターがあるわけではありません。
バンドスコアを見ながらコピーするには比較的簡単な部類に入るでしょう。
しかしながら(だからこそ)、意識して取り組みたいのが、音のメリハリ…リズムのメリハリです。
1番Aメロ (0:54辺り)
16分音符4つでキメるパターンですね。
この楽曲は(も)結構テンポが速いので、難しいなと感じたらゆっくりのテンポできちんと弾ける様になってから徐々に原曲テンポに近付ける様な練習をする方が良いです。
筆者progreもきちんと出来てるとは言い難いですが、ギターを始めた数年のうちにクリックやメトロノームを使った練習をやってきたかどうかで、演奏の質や上達スピードは違うと思います。
1番と2番でもパターンが違うのですが、2番については特定の奏法を使う為、後述致します。
Bメロ (1:08〜 / 2:25〜)
1番と2番で比較してみるとわかり易いです。
1番は歯切れの良いリフ。
ドラムのリズムパターンがハーフタイムなのも相まって、ヘヴィに聴かせるリフになっています。
一方で2番は音を切らずに音を伸ばし続けるパターン。
ドラムのリズムパターンも通常の8ビートに近いです。
これらはフレーズや他の楽器のリズムパターンも違う為、バンドアンサンブルに於いても簡単に違いが現れますが、特に1番の音の切り方は意識しましょう。
コツはドラムだけでなく、ベースも同時に感じながら合わせることです。
2番Aメロのハーモニクス (2:10辺り)
1番とは違う形でのキメ。
ベースのフレーズが入った後にギターがハーモニクスを入れてくる、とてもカッコ良いキメです(^^)
ハーモニクス奏法
通常○フレットを押さえるとあれば、指定フレットの少しヘッド(ナット)側を押さえますね。
ハーモニクス奏法では、指定フレットの真上に軽く触れた状態で、ピッキングと同時に弦を押さえている指を離します。
効果音として使える為、使用頻度は多くなくとも、この先も御目にかかることがあるでしょうから、これを機に是非習得しておきましょう(^^)
ギターソロ(オクターヴ奏法) (3:15〜)
主にオクターブ奏法で奏でられるギターソロフレーズ。
オクターヴ奏法については過去記事でも多く言及してきました。
アニソンではほぼ必須の奏法なので、覚えておきましょう。
メロディラインを弾く際のニュアンス (脱初心者編)
スコアにあるオクターヴフレーズを弾ける様になったら、より艶のあるギターソロにする為に、フレーズにニュアンスを付けてみましょう。
- その音に入るにはいきなり入るのか、スライドで入るのか
- スライドで入るなら上の音から入るのか、下の音から入るのか
基本がオクターヴ奏法のフレーズなのでそれ程選択肢はありませんが、それでもこれだけの選択肢があります。
自分の弾いたフレーズを録音して聞いてみると、原曲とのニュアンスの違いがよくわかります。
原曲が完璧なギターフレーズとは限りませんが、自分の弾くフレーズとどちらが良いかを日々研究するのも面白いですよ(^^)
※ちなみに、筆者progreが弾いたギターソロは原曲とニュアンスまでモロ被りしてしまったようです^^;
最後に
パワーコード、ブリッジミュート、ハーモニクス、オクターヴ奏法と、これまでのRoselia楽曲で使う基本が詰まった楽曲でしたね。
楽曲のテンポは速いので大変ですが、使う技術は基本そのもの。
しっかりモノにして、他の楽曲でも使える様にしましょう(^^)
これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!
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参考音源
参考バンドスコア
音作り
ギター:Strandberg Boden Original 6
アンプ:Diezel VH-4 ch4をKemperにプロファイリングしたRig