※バンドリ!ガールズバンドパーティ!ゲーム画面より
はじめに
以前に、この楽曲はキーボーディストの手が足りなくなるので、他のパートが(例えば、Gtが2人いるなら片方が、或いはVoが)セカンドシンセをやってみてはどうか?
…と言う記事を書きました。
※この記事を公開するに当たり、修正・加筆致しました
2017~18年頭に活動していたRoseliaオンリーのコピーコピーバンド…懐かしい( ´ー`)
当時はバンドスコアも無かったので、頑張って耳コピしたのを思い出します^^;
今ではとても多くのアニソンコピーバンドがRoselia楽曲をコピーしているのを見掛けますし、Roseliaオンリー+衣装も気合いが入ったコピーバンドもありますね。
嬉しい限りです(^^)
オフィシャルバンドスコア
こちらは今回の参考バンドスコアになりますが、Vol,2が発売になる前にVol,1掲載楽曲全てを演奏動画 & 奏法解説記事にしようと企画してます(^^;
追記:完了しました!
この楽曲はRoselia楽曲の中でも比較的難易度の低い部類に入ると思います。
従って、この記事は初心者ギタリストさんが読むことを想定して書いています。
ある程度弾けるギタリストさん達にとっても、確認や復習になるでしょう(^^)
この楽曲の背景を知ろう
奏法解説の前に、この楽曲はBanG Dream!プロジェクトのRoseliaと言うバンドに於いて、どの様な位置付けなのかを知っておいた方が良いでしょう。
ゲームアプリ「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」の、
イベントストーリー → Roselia → Don't leave me, Lisa!!!!
を最後までプレイすると、この楽曲に込められた歌詞にも一際理解が深まると思いますので、ただ楽曲としてコピーするだけではなく、作品にも触れてみて下さい(^^)
奏法のポイント
※チューニングはドロップD(=6弦のみ1音下げ) です
※ギターのチューニングについてや基本的な構え方、ブリッジミュート&ピッキング等のより基礎的な部分については、こちらの記事をどうぞ
陽だまりロードナイト (Roselia) fullでギター弾いてみた【BanG Dream!】
イントロのジェット音
イントロの前半と後半のつなぎ部分に一瞬だけ入っている効果音。
同期音源を使うならそちらに入れてしまうのも手ですが、ギターで簡単に(それらしく)再現する方法が2つ(或いは組み合わせる)あります。
フランジャーを使う
ギターのエフェクターの中に、フランジャーと言う種類のエフェクトがあります。
一般的にはコーラスやフェイザー同様の揺らし系(モジュレーション)に属するものです。
ネット上に既に多くの解説が載っている為、詳しくはそちらをご参照下さい。
ピックスクラッチ奏法
ピックを巻き弦(一般的には4〜6弦)に擦り付けた時の独特の音を一つの表現として使う奏法。
ロック系ではお馴染みの奏法です。
速く擦ると音が高く、ゆっくり擦ると音が低くなる傾向があります。
原曲では音が高いところから段々低くなっているので、
速め→遅めと擦るスピードを変化させると、よりそれっぽく聴こえるかと思います。
この奏法についても、既にネット上で多くの解説が挙がっています。
両方を組み合わせる
当然、両者を組み合わせればより再現度は高くなります。
…が、上の演奏動画ではあまりうまくいっていませんね^^;
これは、フランジャーの設定の問題ですが、実際にピックスクラッチを始めるタイミングとフランジャーの音が下降するタイミングを合わせるのは難しかったりもします。
音作りは根気なので、設定を変えて色々と試してみるのが良いと思います。
2番Aメロのアルペジオ (1:55〜)
1番と違って、ギターが入っていますね。
この手のアルペジオを弾く場合は1本1本弦を押さえ変えるのではなく、動画の様にコードフォームを押さえたままで弾きます。
ちょっとした工夫 (脱初心者編)
Roseliaの楽曲はギターがそれなりに歪んでいる音色です。
実際に弾く時はアンプの歪みチャンネルだったり、歪みエフェクターを使用するのことになるでしょう。
その際、この手のアルペジオを弾くと音が濁ってしまうことがあります。
そこで、ギター本体側のボリュームを少し下げてみましょう。
ボリュームと言う程に音量は下がりませんが、歪みの量が下がりませんか?
※あまり低価格帯のアンプやエフェクターだと、うまくいかないことがあります。
ギターソロ(オクターヴ奏法) (2:55〜)
主にオクターブ奏法で奏でられるギターソロフレーズ。
オクターヴ奏法については過去記事でも多く言及してきました。
アニソンではほぼ必須の奏法なので、覚えておきましょう。
大サビ入り(高音弦のブリッジミュート) (3:20〜)
パワーコードを弾く際のブリッジミュートについては上述の通り、過去記事に言及したところですが、高音弦(一般には3〜6弦)のブリッジミュートについても解説しておきます。
…と言っても、基本的には同じ。
ピッキングする手の手刀部分をブリッジに触れてピッキングするだけです。
ただし、低音弦(一般には4〜6弦)と違って弦も細く、テンション(張力)も弱い。
あまり強く触れると音が上ずってしまったり、アタック音しか出なくて全体的に潰れた様な音色になりがちです。
コツとしては、出来るだけ軽く・ブリッジ側で触れること。
ブリッジミュートですから、音が伸びなければ良いんです。
低音弦のブリッジミュートで、手刀部分の位置を変えて音色の変化を試したことがあるギタリストなら、コツは早くつかめると思います。
ラストの大サビ入り(ボリューム奏法) (3:30辺り)
バンドにギタリストが1人だと難しい面もありますが、2人いるなら再現したい部分。
ボリューム奏法は別名、ヴァイオリン奏法とも呼ばれます。
奏法自体は簡単で、
- ギター側のボリュームをゼロにした状態で押弦+ピッキング
- ギター側のボリュームを少しずつ上げていく
これだけです。
※手元(ギター側)でなく、ボリューム・ペダル(足元側)を使う場合もあります
現実には、音が欲しいポイントにボリュームを合わせていく為、
- 音が欲しいポイントより速くピッキングを始めなければならない
- ボリューム変化はパーツ差があるので、実際に試さないと具合がわからない
等と言ったところから、意外と練習しておかないとうまくいきません。
キマるととてもカッコいいので、是非挑戦してみて下さい(^^)
ミドルテンポの楽曲 (中〜上級者編)
最後にこの項目を持ってくるのもどうかとは思いましたが、初心者には分かり辛いので最後にしました。
この楽曲はRoseliaの中では珍しく、テンポが遅めの楽曲になります。
普段のBPM180以上の楽曲であれば、リズムの頭(4分音符)だけ意識しながら勢いよく楽曲を演奏するのも良いですが、この手の楽曲ではそうもいきません。
リズムの裏…この場合は8分音符の偶数リズムでしょうか。
これをある程度正確に捉えられないと、まとまった演奏にするのは難しいと思います。
この辺のことについては、過去記事の別楽曲の解説でも言及していますので、ご興味ある方はこちらへどうぞ(^^)
最後に
楽曲自体は簡単でも、拘りを持って弾くと難しい要素が隠れています。
取り敢えず覚えて、取り敢えず合わせられたら、この様に細かいところに気を配って練習してみるのも楽しいですよ(^^)
これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!
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参考音源
※Re:birth dayのカップリングとして収録
参考バンドスコア
音作り
ギター:Strandberg Boden Original 6
アンプ:Diezel VH-4 ch4をKemperにプロファイリングしたRig