週末のバンドマン

楽曲の考察から奏法解説、使用機材やらを記録していきます。主にギター。アニソン系メタル系多め。

良い音のスタジオやライヴハウスとは?〜2018.03.31.アニソンハーツライヴレポから〜

 

今までの記事で何度か紹介させて頂きました、アニソンハーツ西川口へ出演。

 

この日は都内各所で多くのライヴイベントが重なっていた上に、私のバンドはトップバッターという一般的には不利な時間帯であったにも関わらず、かなりの数のお客様が来られている中で演奏させて頂きました。

 

ご来場の皆様出演者の面々イベンターライヴハウスの方々、この場を借りてお礼申し上げますm(_ _)m

 

 

はじめに

ã西å·å£ãã¼ããã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

今回西川口Heartsというライブハウスを使わせて頂くことになったのですが、ステージに立って弾いている時に「音が良いな」と思ったので、気になるところをいくつか調べたことをまとめています。

 

音が良いハコとは?

一口に音が良いと言っても、考えられる要素はいくつかありますよね。

  • ハコの広さ
  • 壁や建物の作り
  • 音響機材
  • 楽器隊の機材
  • PAさんのスキル

差し当たり思い当たるのはこのくらいですが、詳しい方ならもっと多くの要素をご指摘出来るかと思います。

私は施工・設計の知識は勿論、PAとしての知識はほとんどありませんので、あくまでプレイヤー目線であることをご了承下さい^^;

 

自分達が直接触れる機材

ライヴハウスのリンクに飛んで頂ければ機材なんかも載っていますが、特に珍しい機材は見当たらないかと思います。

スタンダードで使い易い機材。

私が使ったJCM2000DSL(Marshall)は古い初期型でしたが、真空管もメンテナンスされているのでしょうか、音がヘタっているようなこともありませんでした。

 

PAさん他、スタッフの方々

日に寄ってシフトは違うかもしれませんが、転換の際にお手伝い下さるスタッフの方々はとても手際よく、感じも良い方ばかりでした。

(意外とここが微妙なライヴハウスは多いです)

PAさんもリハの際にこちらの疑問点や要望には素早く回答して下さったので、本番は気持ちよくお任せ出来ました。

(意外とここも大事ですよね)

 

リハでおや?と思った

悪い意味ではありません。

冒頭で記述した通り、ステージに立ってちょっと弾いたら、「音が良く」感じたのです。

もう一点、リハの際にPAさんに「自分の音をもう少し上げても良いか」というよくあるやり取りをした際に、「全然あげて大丈夫」という回答を頂きました。

大体このクラスのアンプを使っているとマスターボリュームは9時くらいが限度です。

それ以上はマイクで拾うのが難しくなったり、中音の他のマイクで拾ってしまって全体に悪影響が出たりするので、返しのボリュームで調整してもらうのが定石でしょう。

ただ、この日は10時を超えて11時前後まで上げても問題ないとのこと。

後でラインの録音源を聴きましたが、マイクで拾わなくなったということもありませんでした。

 

会場が広いから?

リンクに飛んで頂ければ何となくわかるかもしれませんが、このライヴハウスは外観が倉庫の様な作りになっています。

ロビーのBarスペースと演奏するステージやフロアが分かれている程、スペースに余裕がありましたね。

アニメBang Dream ! のSpaceのモデルとのことですが、そのままでしたよ(笑)

 

「広い」の意味

一般的に「広いライヴハウス」の定義は「奥行きやステージ幅」のことを指すでしょう。つまり、

「縦 × 横」という平面図での世界観です。

スタジオで言えば、「○畳」ってヤツですね。

勿論、バンドや観客の人数、ライヴ中のアクションなんかを考えると、この「広さ」は重要でしょう。

しかしながら、意外とこの「広い」だけでは多くのライヴハウスやスタジオではラウドバンド特有の音の飽和(むしろオーバーロード)は解決出来ないことが多いように思います。

 

西川口ハーツは「高さ」があった

上述の通り、西川口ハーツは倉庫の様な外観であり、どのスペースも非常に「天井が高い」です。

天井高4mの大空間のホールと広々としたFOOD MENUもあるラウンジを併設した、ボリュームのある店舗です。(本家HPより)

実際はもうちょいあったようにも感じましたが、最低このくらいはあったのでしょう。

 

ちょっと考えれば当たり前のことですが、音は多くの方向にほぼ直線で飛びます。

いかに平面的に広い空間であっても、高さがなければ狭い空間同様に音の反射回数が増えてしまいますから、平面的な広さを最大限活かすことは出来ません。

結果、ラウド系バンドはいつもの「音がぐちゃぐちゃ」状態になり易いと言えます。

 

そこにしっかりと「高さ」があれば、つまり「容積」があれば音が混ざり合う余裕が出来るということになりますね。

※広すぎて音が遅れて聴こえるのは音速340.29m/sというコンサートホールクラスでも無ければ考慮する必要は無いので、ここでは割愛します。

 

これはリハーサルスタジオでも同じことが言えるのでしょう。

いかに畳数が大きい「広い」部屋でも、高さも含めた「容積」が無いと、その広さを音に活かしきれないということですね。

 

私もこの記事を書く際に根拠として色々と調べましたが、アマチュアレベルでも天井高3m程度は欲しいとのこと。

首都圏の一般住宅・建物事情ではちょっと難しいでしょうけどね。

他にも専門的な音響関係だったり施工関係だったりのサイトもありましたが、物理法則の公式なんかが出てきてお手上げでした^^;

興味ある方は調べてみると面白いかもですよ。

 

最後に

 今回は音響における「広さと良い音」の関係を実感と共に調べ直す良いきっかけになりました。

まぁ、ライヴハウスやスタジオを選ぶ時に「建物の高さ」を考慮して選ぶ人なんてアマチュアにはいないでしょうし、そんなことを言っていたらチャンスが狭まりますけどね^^;

でも、間違いなく「良い音」に「高さ」が関係しているのは知っておいて損はないでしょうね。

 

追記

Roseliaの1stアルバム、予約特典が発表されましたね!

Roselia 1stアルバム「Anfang」 | BanG Dream!(バンドリ!)公式サイト

※私は前回同様、セブンネットで予約済みです(^^)