こちらに来訪されたあなたは…
②既に導入検討中で機能は調べたが、懸念すべき点があるので、実際に使ってる人の意見を聞きたい。
…の、どちらかではないでしょうか?
私自身の導入経験を記録してますので、
ご参考になれば幸いです。
①Dropとは、ペグを回さず、まるでダウンチューニングしたかの様な効果を出すエフェクターです。
(アップチューニングは出来ません)
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私自身は、アニソン系のセッション会に顔を出すようになってから、
ノーマルチューニング ⇔ ハーフダウン(半音下げ)
を瞬時に切り替えたいと思ったのが、導入のきっかけです。
想定以上の効果で、購入してから一年以上経った今でも使ってます。
想定以上というのは、モメンタリとオクターヴ機能です。
右上のスイッチをモメンタリモードにすると、エフェクタのスイッチを踏む間だけON(OFF)になります。
Dropは原音+オクターヴのモードもありますので、
踏んでる間だけオクターバー効果
なんて使い方を以外とよく使っています。
②レイテンシと音痩せ、デジタルノイズとその対策
youtu.be
レイテンシは残念ながら存在します。
個人的な感覚では、高速カッティングを多用するファンク・フュージョン系での使用は厳しいかも…
(ダウンチューニングすることがあまり無いジャンルでもありますが)
逆にメタル系の速弾きや、高速リフは(3音下げ等派手にやらなければ)聴こえ方にそれほど違和感ないと思います。
音痩せには二種類あって、
一つ目は回路を通る、いわゆる音痩せです。
これは前段に好みのバッファを組み込めばだいぶ改善出来ます。
(バッファについては、別の機会に)
※Dropは、モメンタリスイッチOffかつエフェクトOff時はトゥルーバイパスです。
二つ目は全ての周波数帯に対してDropの効果が作用する影響、いわゆるハイ(高音)落ちです。
こちらはダウンチューニング時にアンプ側のイコライザー等で補正して対策出来ます。
※私はハーフダウン時にはTrebleを+1メモリ、Presenceを+2メモリくらい上げてます。
電源起因のデジタルノイズは不可避ですが、単独でアダプタを繋ぐか、アイソレイト型のパワーサプライを使用することで、ノイズをほぼ回避出来ます。
※通常のパワーサプライで複数繋いだり、分岐ケーブルで電源供給すると、不快なノイズが発生します
(デジタルノイズとパワーサプライに関しては、別の機会に)
この様に、デメリットにはきちんと対策を取りさえすれば、とても使い勝手の良いエフェクターです。
迷われてる方は、導入して損は無いかと思いますね。