週末のバンドマン

楽曲の考察から奏法解説、使用機材やらを記録していきます。主にギター。アニソン系メタル系多め。

ピッキングスピードの限界を感じる度に試行錯誤を繰り返しています【速弾き練習法】

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※公式より引用

Jim Dunlop – モリダイラ楽器

 

はじめに

ギターに限らず、楽器を練習していると速くて弾けないということが度々あります。

多くの場合はその弾けない箇所のフレーズを抽出して、クリック(メトロノーム)を原曲の半分以下に抑えたテンポできちんと弾けるようにし、少しテンポを速くしてはを繰り返し、徐々に原曲のテンポに近付けるようにすることで対応出来ます。

 

ところが、それでもなかなか弾けるようにならないフレーズというのが出てくるのも事実。

筆者progreも弾きたい楽曲やフレーズはあるけど弾けないor弾けると言えば弾けてなくはないが、安定しないので弾けてるとは言えない(=演奏動画に出来ていない)…みたいなのがそこそこありまして^^;

そんな壁にぶち当たるのはプロ・アマ問わず、多くのギタリストさんあるあるだと思いますので、一介の社会人である筆者の試行錯誤がこれをお読みのギタリストさんの参考になれば幸いです(^^)

 

 

弾いている自分がイメージ出来るか 

冒頭に書いた「クリックでテンポを落として練習をする手法」というのは、運動で言うところの反復練習であり、固定された運動を体に覚えこませ、段々と原曲テンポに近付けていく過程で原曲テンポで弾く自分をイメージ出来るようにする。

最初は弾けないと思うフレーズでも、繰り返し体に覚え込ませることで弾ける自分をイメージさせる…言わば、精神論に近いようなイメージです。

 

精神論と言っても、20世紀の世界観に対して21世紀に批判されるような精神論という

意味ではなく、きちんと運動理論にある様な理に適った練習法であるので、この手法は間違いなく有効なわけです。

人の能力はその数%しか普段は発揮されないが、それは自衛の為に脳が抑えているというのも有名な話です。

それを少しずつ脳の認識をズラしていって、必要な筋力を鍛えつつ、結果的に脳が抑えた状態に戻ってもその間に育った筋力で出来るようにするということなのでしょう。

※この手の精神論を本人以外の外部から強要するから悪しき習慣と言われるのです(笑)

 

ピッキングを見直してみる

しかしながらいくら人間本来の運動能力が優れていたとしても、脳が本来抑えているハズの部分を騙し騙し使っていては、体への負担は間違いなく増えているわけです。

冒頭のクリックでテンポを落として徐々に上げていく練習過程で、なかなか思うように原曲テンポに近付けられない…そんな時には少し違う視点で見直してみるのも当然の帰結だと思います。

 

常に世の中の情報はアップデートされていきますので、時間が経てばまた違う奏法や機材、考え方が出てくるものです。

 

サークルピッキング

2010年代半ばくらいからでしょうか?よく聞くようになりました。

YouTubeTwitterを始めとしたSNSの発達で、実に多くの解説動画を見掛けることが出来ます。

同じものなのか違うものなのかは私にはよくわかりませんが、屈伸ピッキングという呼称の方が私にはしっくりきます。

※実際、解説動画や解説記事の一部ではその様な解説がなされているようです

 

古くはYngwie Malmsteen辺りに見られる奏法でしょうか。

www.youtube.com

腕→肘→手首の動きというよりは、指先中心の動きに手首を軽く加えているという印象です。

 

2010年代半ばにこの手法をよく聞くようになったのは、BABYMETALで活躍される藤岡・大村両氏の影響が大きいものとも思われます。

www.youtube.com

更に現代的に精錬されたピッキング

氏が動画で語っておられるように、肘から先に力を入れて痙攣させるような力任せのピッキングではアクセントが付けられない。

肘もピッキングに含めるのは王道ではありますが、弾く速度によってはより指先に寄ったピッキングをすることで、結果的にダイナミクスも含めて安定するというのは納得出来ます。

 

ピック選び

筆者progreも上述の屈伸ピッキングを練習中です^^;

まだ使いこなせるというレベルには至っておりませんが、この過程で別の視点から見直す必要があったのがピック選びでした。

 

…とは言え、あくまで従来の手法そのものにはそれなりに自身と経験もあるので、それはそれで維持しています。

使うピックは基本おにぎり型。

ピッキング時の弦振動を最大化出来る薄め(ミディアム)のピックを基本としているのは変わりありません。

 

一方で、上述の屈伸ピッキングを行おうとするとピッキングの角度が順アングル〜更に急角度…ほぼ垂直に近いようなピッキングになり易い。

おにぎり型の様な先端が広い(鈍角)ピックだと弦とピックが擦れる音が大きくなってしまいます。

…と言う理由から、ここ数年はこの手のピッキングを使用する楽曲に限り、それに適したピックを模索しています。

 

今の所は王道でありながらかなり種類も幅広いJIM DUNLOP社Jazz IIIを軸に色々と試しています。

最近はJohn PetrucciモデルやTosin Abasiモデル辺りがお気に入りです(^^)

両者の決定的な違いは厚み。

平均の厚みを1mmと仮定すると、前者は少し厚めの1.5mm、後者はかなり薄めの0.6mmだそうです。

前者はピック先端がよく滑る加工がされており、ピッキング時の弦抵抗が皆無ではないかと思われる程にスムーズ。

一方後者はその薄さがもたらすピッキング時のしなりが弦振動を最大化させてくれるので、音質面で従来のおにぎり型ミディアムとの差がほとんどないというメリットがあります。

 

その他これから試してみたいピックも含めて、まだどれが最も自分に適しているかを結論付ける必要は無いと思っています。

 

運動原理を研究

これは筆者自身が研究しているわけではないのですが、この記事を書く1年程前に知ったギタリストの教則本です。

見た目にかなりインパクトがありますね(笑)

この本の筆者である円城寺氏の様な体躯を目指すかはともかくも、氏のギターを弾く際の筋肉運動の研究は本物であり、

  • 稼働している筋肉の鍛え方
  • 負担が掛かっている箇所
  • 故障しない為のメンテナンス

ざっくりとですが、これらが様々なフレーズのパターン毎に解説されており、表紙の暑苦しさからは想像も出来ない(失礼)程に理論的であり、説得力があります。

 

氏はYouTubeでも多くのギタリスト関係のチャンネルに出演されているので、ご存知の方も多いかもしれません。

www.youtube.com

 

最後に

「ギター上達に於ける壁の超え方」を探してこの記事を読まれたギタリストさんにとっては「解決行程」が書かれていないこの記事は拍子抜けだったでしょうか?^^;

しかしながら、壁とは試行錯誤しながら時間を掛けて、時には元に戻りながら超えたりくぐり抜けたり、躱(=回避)したりするものです。

筆者progre自身が試行錯誤中の内容であったので、その解決行程を書くことは出来なかったわけですが、その試行錯誤の行程を敢えて記事に書き出すことで、これをお読みのあなたにも「解決法」があったかもしれません。

 

私自身はこの記事を書いている時点で30代半ばからアラフォーに突入しようかという年齢。

周りを見渡すとプロは勿論のこと、そうでない、同じ様なギターを趣味とするギタリストさんにも年下年上関わらず上手な方は沢山いらっしゃいます。

SNSや現実に目に出来るのはそのほんの一部であり、未だ見ぬギタリストも合わせれば無限とも思える程に上手なギタリストはいらっしゃるのでしょう。

 

何を持って上手い下手かの議論は置いておいて、自分自身が弾きたい楽曲やフレーズに対して上達出来ることは山程あるうちは、この様に壁と向かい合いながら試行錯誤を繰り返し、ギターライフを楽しみたいですね(^^)

 

 

これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!

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