はじめに
このブログではアニソンやメタル系の楽曲を中心に取り上げていますが、筆者がメタルに触れるきっかけは、
X → SEX MACHINEGUNS → HELLOWEEN
辺りから始まっています。
30半ばの同世代では割とよくあるパターンでしょうか?
Xを聴いた当時は自分の中にメタルという概念すらありませんでしたが、バンドに誘われて(当時はVoだったので)楽器隊と話をする内に、色々と覚えました。
メロスピが好き
メタルも更に細分化すればかなりのジャンル分けが可能なのですが、上述したバンドの好きな楽曲には共通するものがありました。
X → Silent Jealoucy
S.M.(略称御免) → さよなら。まぼろし。
HELLOWEEN → All Over the Nations
※HELLOWEENだけは出会った楽曲
高1でハロウィンに行き着いて初めて、メロディック・スピード・メタルというジャンルを知ることになります。
それからは形は変われどずっとメタラーですし、メロスピは今でも大好きです。
ダサい・クサいはこの業界では褒め言葉(笑)
前置きが長くなりましたが、今回はメタルバンドである陰陽座から、よりメロスピを感じるこの曲を解説していきたいと思います。
参考音源
参考スコア
奏法のポイント
- イントロ後半のタッピング
- サビの多重録音
- 間奏のリードはオクターバーで
- 2番Aメロ
- ギターソロ(ハモリ含む)
※チューニングはレギュラーです
イントロ後半のタッピング (0:14〜)
いかにもメロスピなイントロ前半から後半はツインリードの速弾きという流れ。
本家ライヴ映像に寄ると、ツインでハモるのではなく、リードとサイドでわかれて弾くことで全体の音圧を優先しているようですね。
実はタッピングのハモリフレーズのストレッチが厳しかったりするのですが、本家同様に省略してしまうのもありかもしれません^^;
サビの多重録音 (1:07〜)
原曲音源ではコードバッキングの他に、単音ミュートのフレーズがハモリ付きで2本入っているように聴こえます。
本家ライヴ(上記引用動画参照)では2人共コードバッキングで弾いていますね。
ここも音圧優先ということでしょう。
私の演奏解説動画では2本分を強引に1本で弾いています。
間奏のリードはオクターバーで (1:32〜)
これも本家のライヴでは招鬼がオクターバーでリードを弾き、狩姦はコードバッキングですね。
私の解説動画でもその様に弾いています。
メロスピでは珍しいですが、この曲ではこのセクションのみドラムがツーバスを16分音符で連打(通称ドコドコ)しています。
本家同様に全体の音圧に配慮して、ここはコードバッキングは外したくないところですね。
2番Aメロ (1:45〜)
個人的にはこの曲で最も好きなセクションです(^^)
パワフルなメタルにはよくあるパターンですが、ギターのリフとベース・バスドラムのフレーズをユニゾン(一致)させることで楽曲にキレとパワーを演出出来ます。
一つ前のセクションが16分ツーバスにギターソロという王道パターンはカッコイイ(と個人的には思っている)のですが、そればかりではグルーブを感じにくく、楽曲全体がのっぺりしてしまいます。
このセクションの様なキレのあるユニゾンパターンを持ってくることで楽曲にメリハリが出来ますので、集中して合わせましょう。
ギターソロ (ハモリ含む)
後半は違う解説動画を使用します。
この演奏解説動画は本家ライヴ映像に基づいて弾いています。
特別に難しい技術は使っておらず、BPM150程度で16分音符がこなせれば特に問題ありません。
※Xで言えば紅くらい(笑)
最初は弾けなくてもテンポを落として弾けるようになってから徐々にテンポアップしていけば弾けるフレーズばかりです。
強いて言えば、タッピングのハモリ(狩姦)パートはイントロ同様にストレッチがキツいので、不慣れな方には厳しいことでしょうか^^;
最後に
いかがだったでしょうか?
メタルと言えば速弾きですが、最初はなかなか指が動かないものです。
しかしながらテンポを落として確実に体に覚えさせてテンポアップすれば、ほぼ必ず習得出来るのも速弾きの醍醐味であります。
出来ればクリックやメトロノームを使うことでその楽曲のフレーズだけでなく、自分がBPM?の?分音符まで弾けるというのを把握し、その成長を楽しむのも一興かと思います(^^)