はじめに
以前、甲賀忍法帖の奏法解説記事を書きました。
陰陽座を知っている方もそうでない方にも知名度がある程度ある曲ですよね。
それに比べると今回解説する楽曲は、ちょっとマニアックな選曲かもしれません。
収録は陰陽座のデビューアルバムである鬼哭転生。
- イントロ後半は4拍子なのに変拍子に聴こえる?
- イントロ最後で琴の音とギターの音が同じフレーズ
- Bメロの7拍子
- サビの5拍子
- 間奏の7拍子は前半と後半でリズムパターンが違う
- ギターソロ
数は多いですが、一つ一つ解説していきますね。
イントロの4拍子(3+5)と、最後のシンセ(琴?)フレーズ
この動画で23秒〜辺りから結局4拍子なのですが、3拍子+5拍子と解釈すると理解し易いフレーズになっています。
※私の場合、変拍子は3拍子、4拍子、5拍子の組み合わせであると解釈しています。
ドラムパターンも(叩けているか定かではないですが)意識しながら楽曲を分析すると、より理解が深まるでしょう。
34秒〜のシンセ(琴?)は印象的ですね。
しかしながら、この部分の為だけにキーボーディストをメンバーに加えるのは難しいでしょう。
ここはギターも同じフレーズを弾きますので、シンセギターを併用してやると簡単に雰囲気が出ます。
大掛かりな機材は厳しいor金銭的負担が・・・という方は、
スプリッター → iRig PRO等の小型オーディオインターフェース → iOS端末 → ミキサー
という接続を一つ増やしてやれば、iOS端末のMIDI変換アプリ+音源でシンセをギターから鳴らすことが出来ます。
Bメロの7拍子〜サビの5拍子
離れてしまったので、もう一度動画を貼っておきます。
47秒〜Bメロですね。
難しくてきちんと叩けているとは言えませんが、ドラムパターンに注目して下さい。
この場合、3拍子+4拍子と解釈するとわかり易いかと思います。
※ちなみに、2番のBメロではスネアの位置が変わります!
ギターフレーズは逆に4拍子+シンコペーション3拍子と解釈する方が良いかもですね。
57秒〜はサビ。
Bメロの7拍子といい、サビの5拍子といい、ボーカルさんは歌いにくいですね(笑)
5拍子は、5拍子として慣れるか、3拍子+2拍子と捉えると良いかと思います。
変拍子全般に言えることですが、何度も聴いたり、フレーズを練習していくうちに慣れます。
普段からクリック(メトロノーム)を使って練習する方は勿論、そうでない方も、変拍子の練習の際はきちんとクリック等を使って練習する方が、結果的に習得は早くなるでしょう。
長くなってしまったので、後編に続きます。
使用機材