はじめに
2021年1月13日(水)。
この日はBanG Dream!コンテンツで最も新しいガールズバンド、Morfonicaの2ndシングル発売日。
その前日にCDをフラゲして1曲コピーしましたので、奏法解説記事にしたいと思います(^^)
初のMorfonica楽曲
当ブログでは数多くの楽曲の奏法解説を行って来ました。
取り分けBanG Dream!コンテンツからの選曲は多く、この記事を書いている時点では7割以上を占めているかと思います。
現時点でバンドリコンテンツとして存在するガールズバンドは8(or 9)バンド。
※ガールズバンドと定義したのは、ARGONAVIS from BanG Dream!と区別する為です
当ブログへ奏法解説記事として起こしたかどうかは別として、未だにコピーした楽曲が無かったのがこのMorfonicaでした。
flame of hope
このシングルのタイトルトラックはブルームブルーム。
今回取り上げたflame of hopeはそのカップリングという扱いになります。
Tab譜(準備中)
PiascoreというサイトにてTab譜の委託販売も行っております。
今回の楽曲はまだ販売しておりませんが、随時準備していきたいと考えております。
※権利関係が複雑な為、販売出来ないことも御座います
作曲は上松氏
作詞は織田あすかさん、作曲に上松さんというコンビは、Morfonicaとしては1stシングルのタイトルトラックであるDaylightに続き2曲目。
Roselia楽曲でもありました。
※以下、一例として 過去記事を紹介
他の作詞・作曲家の組み合わせよりも、激しめの楽曲に仕上がる傾向がありますよね(^^)
羽ばたきのためのエチュード
このflame of hopeという楽曲は、スマホゲーム「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」内のイベントにて初披露された楽曲。
Morfonicaのギタリストである桐ケ谷透子が、あることをきっかけに同じバンドのメンバーであるヴァイオリニストの八潮瑠唯に対抗心を燃やします。
自らの実力を上げる為に奮起したは良いがその練習量と実力の違いに一時愕然とし、己の未熟さを思い知ります。
しかしながら持ち前の自信と前向きさで克服し、後日その上達を八潮瑠唯に認めさせるという内容です。
※雑な紹介でスミマセン^^;
担当声優さん達のインタビューでも語られておりましたが、この楽曲からギターソロが入ってきたり、ベースはスラップが入っていたりと、技術的にもバンドとして難易度が上がっていると思われます。
90年代前半のV系テイストに懐かしさを感じた
1stシングルDaylightも個人的には琴線に触れるヴァイオリン(≒ストリングス)重視のロックスタイルでしたが、今回は更に…
これらを感じ取る事が出来ました。
あさき
90年代V系黎明期と言えば筆者にとってはXやその後輩でもあるLUNA SEAの様なサウンドです。
個人的には少し上の世代(5〜10歳くらい上)がタイムリーで、私自身は上の兄弟がいるバンドマンなんかがよく知っていて、自分自身がバンドを始める頃にはきちんと履修しておくべきロックバンドという認識でした。
世代としてはどちらかというとその後の90年代後半のV系音楽で育った筆者が、21世紀になってゲーム音楽で出会ったのがあさきというアーティスト。
楽曲の印象を乱暴に紹介するならば、
- プログレッシヴ・ロック的なゲーム音楽の要素があり、
- 静と動がハッキリしたメタルサウンドであり、
- おどろおどろしい和風の世界観が主で、
- 歌(ご本人)やサウンドを形作っているのはV系
という感じです。
ご本人は自身のサウンドを「京都メタル」等と表現されているようです(笑)
あまり突っ込みすぎると戻れなくなりそうなのでこの辺にしておきますが、Morfonicaに今まで無かったギターサウンドの要素が、今回この楽曲を演奏動画にしてみようかと思い立ったきっかけなのは間違いありません(^^)
奏法のポイント
※チューニングはレギュラーです
※耳コピにて音取りしています
flame of hope (Morfonica) fullでギター弾いてみた【BanG Dream!】
イントロ最後のハーモニクス (0:39〜)
この解釈が正しいかどうかはわかりませんが、個人的にはハーモニクスのサウンドが鳴っていると思って弾きました。
7fや9fのハーモニクスポイントをアバウトに弾いています^^;
この直後に出てくるアルペジオも考えると、ハーモニクス→アルペジオという連続技は少々忙しくなります。
ご本家のリアルライヴで桐ケ谷透子役の直田姫奈さんはこの部分は特に何もしていなかったので、省略してしまっても差し支えはないと思います。
BPM190の刻み (0:42〜 / 1:55〜)
昨今のアニソンもそうですが、特にバンドリ系楽曲では避けて通れないのがこれ。
ギターフレーズそのものはシンプルで難しくないのですが、テンポがとにかく速い。
これはPoppin'PartyやRoseliaの初期楽曲からも見られる傾向でした。
テンポの速い8分音符のダウンピッキングブリッジミュートは、慣れないうちはオルタネイトピッキング等で簡略化せざるを得ないとは思いますが、聴感上の差はかなり大きいので毎日根気よく鍛錬する等、最終的にはダウンピッキングで弾ききれるように頑張りましょう(^^)
V系を感じるBメロのアルペジオ (1:02〜 / 2:13〜)
前述した「90年代V系テイスト」の一つがこれです。
フレーズそのものは特に複雑ではなくコードポジションに忠実なので、(最近の音楽ではあまり使わないかもしれませんがw)覚えておくと良いと思います。
筆者progreにとっては世代ど真ん中の必修科目フレーズでした。
更に言う慣れば、1番と2番で同じコード進行に対して少しだけ違うフレーズを弾くところまでが必修科目です(笑)
V系を感じるサビの裏メロ (1:20〜 / 2:31〜)
「90年代V系テイスト」その2。
コードワークの合間にオブリガードを入れていくスタイルですね。
かつて90年代のV系バンドの多くがツインギターでキーボードがいない5人編成のバンドが王道でした。
当時から同期でシンセが鳴っている傾向がいくばくかあった現実はともかくも、ツインギターの特性を生かしてリードギターがコードワークに留まらずに裏メロのようなオブリガードを入れる手法はよく見られたものです。
ネックを握り込むスタイルで弾くギタリストには
筆者progre自身がこのスタイルなので追記しておきますが、基本的にネックを握り込んでチョーキングやヴィヴラートを楽にするフォームを選択しているギタリストさんは、バレーコードを弾く時はクラシックフォーム(親指をネックの裏に付ける)に変更しているはずです。
その場合、この手のコードワークとオブリガードが交互に来るフレーズはかなり弾きにくいと思います。
改良点としてご提案したいのは、動画で筆者が弾いているようなバレーコードの最低音を親指で代用するスタイルです。
バレーコードで弾くフルコードに比べると、最低音の一つ上の弦が弾けないこともよくあるのですが、響きにそこまで影響はない(上の弦でカバー出来る)のでオススメです。
ギターソロ (2:58〜)
単音やオクターヴ奏法を駆使したメロディフレーズを奏でるソロ。
初心者のうちはギターソロと言われると身構えてしまうかもしれませんが、楽しんで弾いて良いようなギターソロだと思います。
コード進行もそんなに外れたことはやっていないので、中級者以上のギタリストさんであればアレンジを加えてみても面白いと思います。
演奏動画ではやっていませんが、筆者progre自身もセッションや配信で弾く時はネオクラシカルなヘヴィ・メタルで使われる様なフレーズも織り交ぜて弾いていますよ(^^)
最後に
当ブログ初のMorfonica楽曲でした。
元々ヴァイオリンを擁するロックバンドスタイルなので、ギターが全面に出てくると90年代V系テイストや、ネオクラシカルのヘヴィメタルテイストが出てくるのが筆者progreにとってはとても懐かしい感じがして好きな楽曲です(^^)
まだまだギターフレーズとしてはシンプルなので、ギターにまだ慣れていないギタリストさんにも是非挑戦して頂きたい楽曲ですね。
これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!
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