週末のバンドマン

楽曲の考察から奏法解説、使用機材やらを記録していきます。主にギター。アニソン系メタル系多め。

【使用機材公開】強魂座(陰陽座コピバン)Live@渋谷TAKE OFF 7

はじめに

去る先日、陰陽座コピーバンドでライヴ出演しました。

せっかくなので、使用機材をご紹介したいと思います。

 

機材紹介と言ってもレビューが目的ではなく、その機材の使用用途や導入意図を中心に解説していきます。

過去にレビュー記事にした機材もありますので、詳しく知りたい方はそちらへ飛んでみて下さい(^^)

 

 

セットリスト

  1. 青天の三日月
  2. 骸 (1音下げarr)
  3. 組曲鬼子母神」~鬼拵ノ唄
  4. 組曲鬼子母神」~鬼子母神
  5. 組曲鬼子母神」~径

1番最近の楽曲でも青天の三日月(2014年リリース)ですから、5年前か(-_-;)

筆者は学生時代にも陰陽座コピバンをやっていたので、2010年以降は新しい楽曲と言う感覚なのですが(^^;

 

1番古い楽曲が(魔王戴天に収録)ですか。

2007年リリースのアルバムに入ってます。

ちょうど学生時代の終わり頃でしたね。

流石に新しい楽曲と言う感覚はありませんが、当時コピーしていた楽曲の感覚が強い為か、古い楽曲と言う感覚もありません(^^;

※個人的にはこのアルバムの魔王がオススメ。

過去記事にチラッと書きましたが、このコピバンが、組曲鬼子母神」収録楽曲のみのセトリで組んだライヴをやると言うことを今年の目標としている為、半分以上がこちらから選択されています。 

 

使用機材

Strandberg Boden Original

導入時期が最近故に出番は多いです(^^)

Lace Alumitoneの以外な発見

ツイートにある通り、ピックアップをデフォルトのSuhrからLaceに交換したのですが、音のレンジを広げる意図とは別の点で発見がありました。

 

ダウンチューニングしてもほとんど音色が変わらないと言う事実です。

 

今回はセトリの関係で全弦1番下げにしています。

弦のゲージも、他のバンドとの兼ね合いで普段と同じ10~46のレギュラーゲージをそのまま張っています。

当然緩めた分、弦のテンションも弛くなります。

普通は音が籠りがちになって、低音成分がやたら強調されるハズなのですが、何故かそれほど変化がない(^^;

※少しは変化します

 

低音成分が強調され過ぎないのは、Boden Originalのチェンバード構造に寄るものかもしれません。

…が、同時に減衰するハズの高音成分は説明がつかないので、おそらくLace Alumitoneの性質に寄るものと思われます。

 

元々フルレンジ感を狙ったPU交換でしたが、以外なところにも影響したようです。

人に寄ってはやたら機械(無機)的に聴こえるかもしれませんが、ダウンチューニング時の高音の減衰に悩まれているギタリストは、一考の価値ありです(^^)

 

Kemper

機材紹介記事にしたいけど、まだ出来ていない…筆者のメイン機材です(^^;

 

Profiling Amp

Kemper最大のウリであるプロファイリング。

ツイートにある通り、筆者は

Mesa BoogieのRoad King Ⅱと言うアンプをレンタルして来て、自分でプロファイリングしたリグ(=プリセット)を使用しています。

※他にもプロファイリングしたリグがあります(^^)

 

Line OutでPA宅へ

この手のハイエンドモデリング系の機材では、Line Outから直接PA卓へ送るのが良いと考えています。

※KemperではMain Outに相当

 

アンプをマイキングしないことで、自分の返しの音がクリアなのが最大のメリット。

これは、自分が聴く為に返す音ではなく、他のメンバーへの返し、及び外のお客様側が聴くメインスピーカーから出る音のことを指しています。

アンプをマイキングすると、どうしても他の楽器の音も入ってしまいますからね(^^;

加えて、一般的な中小型のライヴハウスロック系をやると、音量が大き過ぎてまともにギターの音を返せる程マイキングが出来ないと言うこともよくある話です。

 

JCをモニター用に

KemperにはメインのLine Outの他に、モニター用のアウトプットも別に用意されています。

これが便利で、通常のLine Outにはプリ→パワー→キャビ→マイキングまでの音が一つのリグを構成しているのですが、このモニターアウトは設定でキャビネットから先の部分をキャンセルして使用することが出来ます。

つまり、プリ→パワー→キャビ→マイキング→キャビ(JC)という重複を避け、

プリ→パワー→キャビ(JC)とすることで、音をよりクリアにすることが出来ます。

自分のモニター用とは言え、出来るだけ狙った音で聴きたいですもんね(^^)

 

JC-120というのはスタジオやライヴハウスでよく見かけるアンプの一つですが、一般的にマーシャルのスタックアンプと比較して低音が弱いとされています。

そりゃぁあれだけ大きさやスピーカーの数が違えば仕方ない面はあります^^;

・・・が、実はJCを縦置きにして、キャスターの付いていない面を地面に直に付けると低音がしっかり伝わるという裏技があります。

一応、スタジオやライヴハウスのスタッフさんに許可をとってから試してみて下さい(^^)

 

Digitech Whammy Ricochet

 

Boss FS-7

KemperにはMidiペダル以外にデフォルトで2つのコントロール系統を接続することが出来ます。

このFS-7をTRSケーブルで繋げば、1本でリグの変更(up↔down)が可能です。

 

CAJ TapBox

Kemperにはリグ(アンプ部)の前段・後段に各4種類ずつ、エフェクトを設定することが出来ます。

今回はソロのリグにハーモナイザーを設定しており、一部の楽曲のソロで使いました。

同じくTRSケーブルで接続することで、そのエフェクト部だけをOn↔Off切り替え出来ます。 

SHURE BETA57A

 

IK MULTIMEDIA iRIg Keys

 

Roland SOUNDCANVAS

 

最後に

今回はLaceの意外な発見もありつつ、しっかり自分の狙った音響で演奏することが出来ました。

リハスタやライヴハウスのアンプに頼らず、自分の音環境を作るメリットは大きいです。

勿論、アナログなマーシャルアンプ等を活かした音作りも楽しいです。

実際に前回のライヴではその手法でした。 

しかしながら、機材トラブルや断線トラブルのリスクが高くなるというのも事実。

Kemperはじめこの手のハイエンドアンプ(エフェクター)のメリットは、全て一つの中でコントロール出来るところにあります。

足元にこだわりがあって、でも毎回様々なトラブルに四苦八苦されているギタリストさんはこの手のKemperやFractal、HelixやBias等のハイエンドアンプ(エフェクター)も一考の価値アリですよ(^^)

 

これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!

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