はじめに
この度ご縁あって、この楽曲の他にもセッションで演奏させて頂く機会がありましたので、演奏動画と奏法解説記事に起こしたいと思います(^^)
#LLBS34
— progre@3/25バンドリセッション東北@仙台space Zero (@progre_k) 2022年10月16日
約1年ぶり2回目の参加。
開花宣言のGtソロやLiella!のバッキングの仕込み不足は反省でしたが、どれも合わせてみたかった楽曲だったので楽しかったです(^^)
主催のえるさん始めご一緒頂きました皆様、最高の時間をありがとう御座いましたm(_ _)m#ラブライブ #セッション pic.twitter.com/mVSPgal6c5
Tab譜
PiascoreというサイトにてTab譜の委託販売も行っております。
※TAB譜については目下作成中では御座いますが、ラブライブ!コンテンツは権利関係が少しだけ複雑な為、必ずしも委託販売がお約束出来ないことをご了承ください。
奏法のポイント
- 1番Aメロのアコースティックギター
- 1番と2番の繋ぎのリード
- ギターソロ
※チューニングはレギュラーです
※耳コピにて音取りしています
1番Aメロのアコースティックギター
アニソンをやっていると割と高確率で出くわすのがアコースティックギターのパート。
エレキギターがメインの楽曲で、普段エレキギターを弾いているギタリストさんにとっては悩ましい問題です^^;
エレアコ(ピックアップ搭載のアコギ等)に持ち替える
もっとも(?)な解決方法がこちら。
メインはエレキをストラップで肩から吊り下げて弾きながらも、一時的にマイクスタンド等に固定されたアコースティックギターを弾くという手法です。
昔(主に20世紀)はアーティストの演奏をTV番組で見る機会も多かったので稀に見かけましたが、昨今はほぼみませんね^^;
アコースティックシミュレーターを使う
ある意味、最も現実的な手段かもしれません。
昔からあるエフェクターは勿論のこと、昨今のマルチエフェクター(プロセッサー)にもかなり高品質なアコースティックシミュレーターが搭載されています。
ピエゾピックアップ搭載のエレキギターを使う
筆者progreは好きなバンドのギタリストの影響か、永年この手法を使って来たのですが、セッション等の現場ではかなり珍しいようです^^;
ピックアップと言ってもエレキギターの場合、マグネティックピックアップ(一般的に我々がピックアップと読んでいるもの)がついている場所があり、そこには何もありません。
ピエゾピックアップは主にブリッジの弦と接する部分に仕込まれています。
詳しい仕組みはわかりませんが、磁界と弦振動で電磁誘導を起こすマグネティックピックアップに対し、ピエゾピックアップは弦振動をピエゾ素子と呼ばれるものが直接電気信号に変換するようです。
この動画で弾いているギターは12弦ギターですが、アコースティックギターとしてのボディの深みはあまり感じられない代わりに、バンドサウンドの中でもシャリッと抜けてくるサウンドが特徴です。
一般的にエレキギターのマグネティックピックアップでアンプを通して聴けるクリーントーンよりも、弦を弾いているシャリシャリ感が強いのではないでしょうか。
筆者はこのDream Theaterというバンドが学生時代大好きで、アーティストモデルも所有しております。
上の演奏動画はそれを使ってDream Theaterのある楽曲を演奏動画・奏法解説にしたものです。
冒頭の数分で聴けるサウンドが正にピエゾピックアップの音色です。
こちらの楽曲の冒頭でも弾いています。
こちらはピエゾピックアップにアコギ用のプリアンプを使ってよりアコギっぽい音を狙って作っています。
こちらは演奏動画用のプラグイン。
Dream Theaterの音色としては勿論のこと、結構使用用途は広く使えるプラグインになっています。
今回の演奏動画でもこの手法で録音しています。
PCを持ち込まないセッションの現場ではエフェクタータイプのプリアンプを持参しています。
こちらで紹介しているZoom AC-2はXLR端子で直接PA卓に繋ぐことが出来るので、セッションやライヴハウス現場でもDI BOXの影響を受けることがないのが利点です(^^)
1番と2番の繋ぎのリード
壮大なサビの後であまり目立たない感じではありますが、よく聴くと聴こえてくるちょっとしたリードセクションです。
ブリッジミュートを絡めてリズミカルに弾く3小節と、一気に高音弦側に移動してメロディアスに弾く1小節が交互に2回ずつやってきます。
この対比を意識して弾くと、メロディアスな部分だけ一瞬際立たせることが出来るかと思います。
ギターソロ
2番の後にCメロで盛り上がりをつけてくれた後に来るギターソロ。
この手のとてもお膳立てされた構成でギターソロを弾くのは大変緊張しますが、直後のサビに繋げられるよう、また、Voが感情を込めて歌える後押しが出来るようにしっかりとキメたいところです。
感情の込め方
リードギターに於ける感情の込め方は当ブログでも多く語ってきました。
哀愁漂うメロディを聞き手にしっかり届ける為にも、ただミスなく弾くことに必死になるのではなく、しっかり自分が発している音をコントロールして自分が望むニュアンスを表現したいと筆者progreは常々考えています(^^)
最後に
今回はあまり奏法技術で語ることもなかったので、機材や音作りに関する部分を厚めに書いたつもりです。
エレキギターだけではないかもしれませんが、楽器というものはその演奏で如何様にも聞き手に色んな印象を与えることが出来ますし、楽器そのものやその周辺機材を熟考することでもまた聞き手に色んな印象を与えることが出来ます。
前者は楽器沼、後者は機材沼なんて言ったりもしますが、言葉の通りどちらも奥深い世界ですよね。
これからこの楽曲をコピーするギタリスト、或いは既に弾けるギタリストさんの確認のお役に立ったら幸いです(^^)
これ程の長文を読んで下さってありがとう御座います!
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